田口 大助|東和技研|東京都立川市

略歴
1977年埼玉県生まれ
2002年3月 大学卒業後、東和技研入社
2002年4月 日本大学附属歯科技工専門学校 入学
2005年3月 同校 卒業
これで食っていくと覚悟を決めて夜間の専門学校へ

現在、経営されているラボについてお聞かせください
― 現在のラボは父親から引き継いだものです。今は事務をお願いしているスタッフも含めて、5人でやっています。近い将来、10人くらいには増やしたいと思っています。実はウチは、元々20人くらいの技工士が活躍していたんです。当時は、自費技工だけでなく保険技工もやっていたのですが、金属価格の高騰などの環境変化もあって、今は自費の仕事のみを受けて、保険は外注さんにお願いしています。

― そもそも最初は、父が自宅の庭にプレハブ小屋を建てて、技工士2人で始めたラボでした。ちょうど自分が幼稚園か小学校1年生くらいのときです。毎日窓にへばりついて仕事場の様子を覗いてましたね。楽しそうな仕事だなぁ、面白そうな仕事だなぁ、って思ってましたね。子供の目には、技工で使う材料にも興味があったし、ワックスを溶かして彫刻している姿が、すごく魅力的な仕事に見えたんです。でも親からは、「やめとけ、やめとけ、そんないい仕事じゃないから」って。親からそんな感じで言われてたので、気が付いたときには、技工士になりたいという気持ちはなくなってましたね(笑)

では、最初は技工士になろうとは思っていなかった?
― はい。ただモノ作りは好きだったので、何かものを作る仕事には就きたいなぁと思って、大学の工学部の電子工学科に入学しました。でも電子工学の勉強が自分に合わなくて(笑)確かにモノは作るんですけど、一つ一つが小さ過ぎたんですよね。基盤のチップとか半導体とか。何かの実験の授業で、「計測機器の針が振れたら実験成功です」って言われても、電気信号は目に見えないから実感を感じられなくて。残念ながら大学に入学してすぐに、「あれ、やばい・・・。電子工学、好きじゃない・・・」と気付きましたね(笑)

では、技工士になろうと思ったのは、大学卒業後に?
― そうなんです。大学卒業後に父が作ったラボで働きながら専門学校の夜間コースに通って、歯科技工士の国家資格を取りました。私の場合、一度大学を出てから歯科技工士になったので、国家試験に合格したのは27歳と、遅いデビューでした。「絶対に、歯科技工でメシを食うぞ!」って腹をくくっていたので、専門学校では18歳くらいの学生とは違い、必死さが全然違いましたね(笑)少しでも同年代の歯科技工士に追いつかなければと思い、専門学校のときから有名技工士たちの技術が学べるセミナーに参加していましたし。たまたま私が通っていた専門学校の夜間のコースは社会人経験者が多かったので、本気で勉強しにきた人や、自分より年配の人が沢山いて、みんな意識が高かったので自分も頑張れた、というところもあったと思います。



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