代表インタビュー ラボの基本情報 取扱技工物 求人情報

代表取締役
永田 翔大(ながた しょうた)
2012年 横浜歯科技術専門学校歯科技工士科 卒業
2012年 医療法人社団徹心会 入社
2015年 医療法人社団徹心会より独立
2015年 ハピネスクリエイト 創設
2016年 マスターセラミストスクール 卒業
デジタル特化で、3万症例を超える圧倒的な経験。当日作成・当日発送という究極の利便性を実現
CAD/CAM関連の設備投資に注力
― どのような経緯でラボの経営をスタートされたのですか?ウチのラボは当初、ハートフル歯科の院内ラボとして始まりました。現在は技工所として歯科医院から独立した形態で経営をしています。会社の成り立ち上、ハートフル歯科グループからの受注が多いですが、経営自体は独立していますのでグループ外の仕事も年々増えています。今は技工士3名体制で、CAD/CAMに特化したラボということでメンバー構成はかなり若いラボになっています一番上が33歳、いちばん下が27歳。今後はもう少し事業拡大して、5名ほどの体制にしていきたいと考えています。

はい。うちはCAD/CAMの専門ラボとして稼働しています。「デジタル技工に特化したラボ」と、表現してもいいと思います。各メーカーのCAD/CAMソフトを取り揃えていますので、先生の幅広いご要望に対応できますし、CAD/CAMをやりたい人にとっては、色々とやれる環境が整っています。

そうですね。機械にはかなり積極的に投資をしているんです。というのも、これからますますデジタル技工の分野は拡大していきますから。今後は歯科医院で撮影だけして、データのみを技工所に送り、データをもとに模型を起こして作成、というケースがどんどん増えてくると思います。
うちでは3Dプリンタは今のところ4台導入し、そうしたデジタル技工に即応できる体制になっています。今のところ、ミリングマシン3台、卓上スキャナ2台、口腔内スキャナ2台、ジルコニアを削れるCAM機が1台、ワンデイ治療専用のCAM機が3台。逆にメタルの鋳造機はまったく入れていなくて、本当にCAD/CAMのみでやっているラボなんです。

そうですね、かなり勇気は必要でした(笑)たしかに設備投資にはかなりお金がかかっていますが、デジタル技工の時代が確実に来るということで、そちら側に振り切ったんです。実は以前、ワックスアップをやっていた時期もあるんですよ。特に、技工士として仕事を始めた頃は、自費の仕事を増やしていかないと経営が厳しいだろうなぁと思っていましたので。
だから、マスター・セラミストスクールに通って、ポーセレンの技工も一通り勉強したのですが、結局CADに特化することになりました。ただ、ワックスアップというのはとても大事な技術なので、基礎をきちんと学ぶことはデジタル技工が全盛となってきている今でもとても重要だと思いますね。
当日作成、当日発送も可能
グループのハートフル歯科から受けている仕事は基本的にワンデイ治療なんですよ。このラボの建物の1階がクリニックで、シロナのカメラがあるんですが、それで撮影したデータをいただいて、2階のラボで作成。そして、その日にセットという流れで仕事をしています。作ってすぐセットしますので、翌日以降に仕事が残らない。仕事が残らないことによって早く帰ることができます。ウチは現在は終業18時半です。
これには、デザインソフトの進歩が大きいですね。今、メーカーで出しているソフトはこちらをある程度サポートしてくれる機能がとてもよくなっているんです。ですので、ほとんど悩むことなく、パッとできてしまう。修正もほとんどないです。直近ですと1個あたりデザイン10分、ミリング10分、削り出し10分の合計30分で作成しています。
― デジタルに特化すれば30分で削り出しまでやれるんですね
先生が30分で削って、うちで30分で作って、30分で先生が付けるという流れですが、患者さんには評判がよくて、ハートフル歯科ではセラミック治療が本当に沢山出ているとメーカーさんもよく言っていますね。セラミックは、私個人が経験した症例数で1万症例くらい、ラボ全体だと3万症例を超えると思います。

データの受領方法については、まだ検討が必要な状況なのですが、データ受領後の流れは確立しています。データ受け取り当日に作成、当日発送も可能ではありますね。今は宅配便の短時間輸送のサービスもかなり充実していますので、そうしたものを利用すれば超短納期での納品が可能です。従来の保険は、模型を作ってワックスアップして鋳造してというプロセス自体が時間のかかるものなので、短納期というところでCAD/CAMの意義は大きいと思います。
圧倒的な症例経験により、調整なしで入るCAD/CAM技工を実現
もちろん、初めからCAD/CAM利用がうまくいっていたわけではないです。うちがCAD/CAMを入れて10年ほどになりますが、最初は大変でした。ほとんど使い物にならないようなものしかCADで出来てこない。それをCAD上で頑張って直してから削り出して、それを模型に嵌めて、嵌めてみると削り出しの精度も良くないので、また形態修正して、ということを昔は延々とやっていました。画面上で修正し、削り出したものをさらに修正し、…ということですね。
― 永田さんのウリはどういうところにありますか?
私自身の技工については、現場からは「調整なしで入る」ところを評価していただいていると思います。ジルコニアで、1日で作成したケースがありましたが、それでも調整なしでぴったりはまりました。CAD上でデザインする時に、調整がいらないような感じで作る、つまり当てるところは当ててかわすところはかわすように作る、それだけです。何千何万の症例をこなしていると、そこの勘所が分かってきます。

歯科衛生士とのダブルライセンスでさらなる飛躍を目指す
― 歯科技工士になったきっかけは?歯科技工士になったきっかけは、私自身の歯の矯正経験ですね。矯正の経過をみるために、歯科医院に通うことが多かったのですが、通っていた歯科医院がラボ併設だったんです。歯科医院の入り口からラボの様子が見えるので、こういうのすげぇなぁってずっと見ていましたね。プラモデルを作るのとか、細かい作業を扱うのが得意だったので、技工はすごく面白そうに見えたんですよね。


― 仕事をスタートして、困ったことなどはありましたか?
そうですね。ここで働き始めて困ったと思ったのは、患者さんとお話していてどうしても話に詰まることでした。治療のアシストに入る時など特にそう感じました。技工しかやったことのない人間なので、患者さんとうまくコミュニケーションができなくて、話すのは難しいなと思いました。うちのラボの技工士は、私だけでなく全員がアシストをやるのですが、その経験は技工をやる上でも役立っていると思いますね。

― えっ?歯科衛生士の免許も取られるんですか?
そうなんです(笑)知り合いの技工士で、ダブルライセンスを持っている人を見て、自分も衛生士免許を取ったらいいんじゃないかと感じたんです。衛生士免許を持つと違って来るのは、患者さんの口腔内を直接触ったり、色々と処置をしたりする機会がありますので、補綴物の不適を見つけやすくなることですね。技工士の目と衛生士の手を持つ強みを生かせば、より良い仕事につながるかなと考えています。

そうですね。18時半に終業なので、夜の時間は勉強に当てられるところも、ウチの良さだと思いますね。あと、衛生士として口腔内にアクセスできることで、よりメンテナンスしやすい補綴物の作成にもつながると思うんですね。これはドクターにとっても大きなメリットになると思います。もちろん全員に立ち会いというのは時間的に難しいので、僕が担当した患者さんだけに絞られてくるとは思うんですが。
CAD/CAMで全国から仕事をもらえるラボに
― 永田さんはどんなラボを目指されているのですか?将来的には、地域に根付くラボというよりは、CAD/CAM専門ラボとして、全国から技工の仕事をもらえるようになりたいですね。ミリングセンターだとただ削るだけですが、うちはラボとしてデザインを含めた仕事をしていきたいと思っています。

うちではジルコニアはごくわずかで、セラミックが主です。よくセラミックは割れると言われるんですが、形成と接着をしっかりやっていれば割れないし取れてこないというデータもあります。再製は月200本作っても片手で足りる程度で、通常のラボに比べるとかなり少ないと思います。


デジタル技工を極めたい人に来てほしい
― ハピネスクリエイトで働いてみたい方へメッセージを現在は技工士3名でやっていますが、人間関係はとても良く、みんな仲が良いです。今後は、女性にもぜひ来ていただきたいですね。以前いた女性は残念ながら家庭の事情で辞めてしまったのですが、デジタル技工に特化しているので、綺麗で清潔な職場というのも、女性には嬉しい環境ではないかと思っています。

そうですね。技工所っぽくないと、よく言われます(笑)先ほど、うちの終業時間は18時半だというお話をしましたよね。終業時間が早いというのは働く上で重要なメリットだと思っているのですが、意外と技工学校の就職説明会で、この話をしても意外と受けないんですね。特に男性は、机に向かって頑張って技工したいという人が多いような印象を受けます。

― 直球の質問で恐縮ですが、お給料はどのくらいなのですか?
かなり直球ですね(笑)給料は新卒求人としては良い方ではないでしょうか。新卒だと20万いかないところが多いと思いますが、うちは21万からです。2~3年目は本人のがんばり次第ですが年2万ずつ昇給、以降は年次昇給となっています。


どうもありがとうございました。
編集後記/高崎
デジタル技工の流れを読み取り、早くから積極的に設備投資し、3万を超える多くの症例を経験されているからこそ、スピーディーに調整ゼロの補綴物を製作できているのだなと感じた。若いメンバーが多いラボだが、その経験値は業界でもトップクラス。これからのさらなる活躍が楽しみな若手技工士だ。
デジタル技工の流れを読み取り、早くから積極的に設備投資し、3万を超える多くの症例を経験されているからこそ、スピーディーに調整ゼロの補綴物を製作できているのだなと感じた。若いメンバーが多いラボだが、その経験値は業界でもトップクラス。これからのさらなる活躍が楽しみな若手技工士だ。
東京都三鷹市でラボを構えるCAD/CAMに特化した歯科技工所、ハピネスクリエイト。業務を高品質&スピーディーに対応する体制を整えることにより当日製作&当日発送にも対応している。ハピネスクリエイトの代表を務める永田翔大氏は、これまで約1万症例を手掛け、ラボ全体でも3万症例以上も製作をしてきた、名実ともに国内有数のデジタル技工の経験を持つ歯科技工所である。ハピネスクリエイトはドクターから「調整なしで入ることが最大の魅力」と評価されており、アメリカのインプラント・メーカーであるバイコン社の公認ラボにも登録されている。患者の多様なニーズに答えるため、セレックシステム、S-WAVEシステムに加え、ヨシダのCAD/CAMシステム「トロフィー」も導入している。


ハピネスクリエイト|東京都三鷹市
〒181-0013 東京都三鷹市下連雀3丁目25−5−203
<沿革>
2015年 ハピネスクリエイト 創設
〒181-0013 東京都三鷹市下連雀3丁目25−5−203
<沿革>
2015年 ハピネスクリエイト 創設



アクセス
技工物種類 | 対応可否 |
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保険FMC | - |
自費クラウン/ブリッジ | 〇 |
自費インレー・アンレー | 〇 |
CADCAM冠 | 〇 |
チタン冠 | - |
インプラント(ストローマン) | 〇 |
インプラント(ノーベル) | 〇 |
インプラント(その他) | 〇 |
デンチャー(保険) | - |
デンチャー(自費) | - |
矯正 | - |
マウスピース矯正 | - |
マウスガード | - |
自費TEK | - |
ラミネートべニア | - |
求人項目 | 概要 |
---|---|
募集職種 | 求人情報がありません。 |
給与/賞与 | 求人情報がありません。 |
勤務時間 | 求人情報がありません。 |
勤務地 | 求人情報がありません。 |
休日 | 求人情報がありません。 |
福利厚生 | 求人情報がありません。 |
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