
常務取締役
一柳 通宣(ひとつやなぎ みちのぶ)
2000 新東京歯科技工士学校 卒業
2001 The Aesthetic and Implant Technology Institiute USA 卒業
2002 デンテックインターナショナル株式会社 入社
2015 同社常務取締役 就任
<所属>
OJ 正会員
SAFE 正会員
日本顎咬合学会 会員
日本デジタル歯科学会 会員
3Dアカデミー 会員
世界の最新情報をどこよりも早く

当社は、母体がアメリカのロサンゼルスにあり、デジタル技工に関する情報量が非常に多いのが特徴です。日本でも今、CAD/CAMを用いたデジタル技工がどんどん拡大していますが、海外の方は実はもっと進んでいます。

具体的に得られる情報としては、たとえばCAD/CAMで使う最新の歯科材料や、あとはテクニカルな部分のディテールですね。このような最先端情報を国内の学会やセミナーなどの場を活用してプレゼンしています。

メーカーに依存せず常にベストな技工物を提供

その点、我々は技工所なので、実際に現場で有用なデジタル・システムでないと困るんですよね。つまり、ちょっとここは違うな、と思うようなことがあっては困るんです。ですので、メーカーさんが提案されているシステムの中で、自分たちの目指すところにとって良いものとそうでもないものを見極める必要があると思っているんです。 メーカーさんに言われたとおりに日々の診療をして、言われたとおりに機械を使っているというのでは、本当の意味で一番合理的な手法を作り出せないというのが我々の考えなんです。

たとえば、3D模型を作る際にも、コストはそこそこで、精度や材料の収縮がより安定している材料を選択しています。こういうものも、ラボによってはコストを下げるために安価な材料を使ったりする場合があるのですが、そうすると、特にインプラント上の構造とかクラウンのブリッジなどになると、かなり精度が落ちてしまい、変形が起きたりするんです。


今でこそ様々なインプラントメーカーで行われるようになりましたが、弊社が5年ほど前に学会で発表させていただいた時には、インプラント上部構造のアクセスホールなんて曲げられるの?というご意見もたくさんいただいたんですね。あまりにも最新の技術すぎて、導入しているインプラントメーカーも限られていたんです。

しかも、弊社の場合は特定のメーカーに縛られることなく、様々なメーカーのものを組み合わせて適用できる。ある特定のメーカーさんですと自社のインプラントの補綴の設計しかできませんが、我々はメーカーではなくラボなので、色々な組み合わせがありうる中でよりよい組み合わせで補綴物作成を行うことができるわけです。これは先生にも患者さんにも大きなメリットになると思いますし、常にそういう視点でご提案させていただいています。

周囲組織や外科的処置を学び、良い補綴物を作る
我々はインプラントが、事業の大きな柱の一つになっている技工所です。インプラントに関する教育やアフターフォローにはとても力を入れています。たとえば、弊社の歯科技工士は、歯の周囲組織や外科的処置の内容を勉強した上で、補綴物製作に臨んでいます。
また、患者さんが最初に受診されたときから術前までの状態を、逐一データで送っていただいて、それを把握した状態で補綴物を製作しています。それは、先生方が補綴物以前の段階でどのような苦労をされているか、どのような方法、時間をかけて骨を作ったり形成をされたりしているのか、それを理解することが上部構造を作成する上で非常に重要だと考えているからです。
それを理解すると必然的に、技術者としての技工物に対する思いが変わってくるんです。技工物を作っている最中に、先生方の顔が浮かんでくる。この先生はこういうような先生で、こういうことをされている。そういったことが事前に分かっていれば、より個々の先生による癖であるとか、技工物に望んでいることを理解した上で上部構造を作ることができると思っています。そういう姿勢で補綴物を作成するのが、我々が常に心がけていることです。
こうした理解をするためにも、先生方とのコミュニケーションは密接にすることが重要だと考えています。地理的に近い先生であれば立ち会いに伺うこともありますし、遠隔地の先生の場合、直接お邪魔することはできませんので、最近ですとskypeやzoomを使ってディスカッションをしながら、話を進めています。そのような場で、こういうオペをしましたが、その後どう思われますか?というような質問もインプラント治療のパートナーとして頻繁にいただきます。
我々は、インプラントに関して他のラボではできない様々な技術を持っているので、先生方に様々なご提案ができる国内有数のラボなんですよね。ですから、最近インプラントを始められたばかりの先生方にいちからレクチャーさせていただくこともあります。こんなふうにやっていきたいんだけど、という風にインプラント治療ビギナーの先生からよくご相談を頂きます。そういう意味では、先生にとって、常に新しいことを互いに教え合いながら症例を作っていき成長できるラボなのかなと思っています。
自社開発材料で、高品質・適正価格の両立を実現
我々はただ単に補綴物を作るラボではなくて、治療をされる先生方と同じ空気感で作業をしたいと願っています。そして、先生方にはラボとしてプレミアムなものを提供したいんです。
しかし同時に、常に適正価格を意識しています。むしろ技工料はむしろ安い方に入ってくるかもしれません。それには理由があって、材料に関しては、いま一番多いのはジルコニアですが、我々は材料の開発から行っているんですね。つまり、材料が自社生産なんです。ということは、外部から仕入れて購入する必要がありませんので、当然、材料分のコストは抑えることができますよね。そのあたりが国内の普通のラボとは大きく違う点です。
また、納期にしても、外注するとどうしても時間がかかってしまうんですけれども、システムを自社内で構築しているので、色々な融通がききやすくなります。何かのトラブルで補綴物が割れてしまったというようなものにもすぐに対応できますし、セットして咬合調整していたら欠けてしまった、というようなことがあっても、比較的容易に、そこまでの時間もかけずに修復できるというのは強みかなと思いますね。
あまりにも自分たちで何でもやり過ぎるのは、経営的にはよくないのかもしれないですが、できるだけよいものを提供したいという思いがとても強いラボなので、今のような形になっています。患者さん一人ひとりに対してカスタムオーダーのものを作っているのだという感覚が、我々の中に非常に強く根付いているので、品質にも価格にも手が抜けないんです。
インプラントを始められて間もない先生、セミナーを受けられたばかりの先生なども含めて、インプラント治療を行っているあらゆる層に対応していきたいという思いがあります。これからインプラントを始めたい、でもどのインプラントをチョイスしたらいいから分からない、というような先生にもアドバイスできると思います。また、インプラントだけでなく、審美技工にも対応しています。是非一度、ご相談からでもいいのでお声がけいただければと思います。私がメインの窓口としてご対応いたします。
デジタル技術で、圧倒的に効率化・時間短縮
私は今年で41歳ですが、技工士になりたての頃と今を比較すると、まったく環境が違います。技工士の資格を取ってここに就職したときには、いちからワックスアップをして、ブリッジが連結になるとカットして手作業で埋没したり、ソルダリングという複雑な作業をしたりしていたんですね。そうすると、常にすべて手作業ですから時間がいくらあっても足りなかったのです。
でも、少しずつデジタルが介入してきて、今まで時間がかかってきたところが短縮されるようになってきました。CAD/CAMで削り出すようになって作業時間は随分短縮されましたし、精度もどんどんよくなってきました。
デジタル機器が入ってきて何が変わったのかと考えてみると、CAD/CAMでやることと手作業でやることを上手に棲み分けることによって、非常に効率的にできるようになってきました。以前は、あらゆることがアナログな手作業でしたので、どうしても生産性を上げることができなかったんです。でも今では、一個一個をカスタムする補綴物だとしても、カラーリングとか形態とかに重点的に沢山時間をかけられるようになってきました。
あとはIOS、口腔内スキャナですよね。今でも少しずつ普及してきていますけれども、おそらく数年後にはほとんどの歯医者さんに置かれるようになるでしょう。現状、デジタル化は進んできてはいますが、すべてがデジタルでいけるようにはなっていません。その中で私たちは常に時代のニーズを模索しながら、察知しながら、その時代時代に最適な手法を選択していきたいんです
いずれ、すべてがデジタル化されることを想定しながら、あくまでその時その時に最善の手段を選んで仕事をしていく。その結果、仕事効率的にも安定したものになっていくのではないのかなと思っています。
まずは基礎から。早ければ1年後からデジタル技工へ
以前は若い人が入社すると、セラミック、メタルブレードやインプラント技工など、希望に分けてセクションごとに養成していたのですが、現在は一旦すべての新人に基本的な技工スキルを覚えていただいています。
たしかに今はワックスアップなんかわざわざしなくても、いきなりコンピュータ画面上で技工物らしきものがつくれてしまうんですね。しかしそれだからといって、入社していきなりコンピュータ任せにしてしまうと、精度の高い技工物を作る能力がなかなか上がってこないんです。
たとえば、模型作りにしても3D模型ではなくて、まずは手作業でしっかりと精度の高い模型を作れるようになってからはじめてデジタルを使った3D模型の製作に移行していきます。あえてまずはワックスアップをしてカタチを覚えてもらうんです。デンテックの教育方針として、アナログな基本技術を習得してからデジタル技工に移行していくということを常に意識しています。
とはいえ、早い人は1年くらいで次のステップに進みますので、やる気がある人にはスピード感をもって技工士として成長できるのが弊社で働く魅力です。もちろんアナログのワックスアップをもう少し時間をかけて覚えてもらった方がよいなぁ、という人も中にはいます。そういう人に関しては少し延長して、たとえば1年半くらいで次のステップに進んでいただいています。まずは、基礎がしっかり固まってからというところですね。
どうしても勘違いしがちなのですが、デジタルというのはあくまでツールなんですよね。若い人にはそのことをしっかりと理解してほしいと思っています。自分の中で基本的な知識や技術がしっかりと養われてから、そのツールを使っていただきたいというのが我々のスタンスです。基本がしっかりしているかどうかは、デジタルツールを使っている時にもはっきりと分かるものですから。
福利厚生が充実しており、独立開業の道も応援!
デンテックの平均年齢は比較的若く、35歳くらいになります。待遇については、業界の中では全然悪くないです。というのも当社の社長の考えは非常にアメリカ的で、年齢とか勤務年数はあまり関係なく、成果・実績を出している社員についてはどんどん評価していくというスタンスです。
あとは、社外の活動が非常に多いことも特徴ですね。国内の学会で発表する技工士も多いです。あくまで個人の希望にまかせているんですが、この学会で発表したいとか、この先生とこういう症例を作ったからあの学会で発表したいとかいう希望が多くの技工士から常にある状態です。外部で発表することによって、その技工士の名前もドクターに広まりますし、技工士としてメリットが大きいんです。名前が広がりますと、ご指名で仕事の依頼がきます。本人としても非常にやりがいがありますよね。
あとは、弊社の場合、長く勤めて、その後に開業するという方が多いですね。独立開業といっても繋がりがなくなるわけではなく、デンテック出身の同志や仲間が増えるという認識で、むしろ独立を応援するスタンスです。卒業生で活躍している人も多いんです。
この経営規模ですと、長く働いていると経営的な部分を経験する機会もかなりありますので、デンテックで当たり前にやっていたことが当たり前に染み付いているので、独立開業したときに、経営とかそういったことに関してもやりやすいと思います。そういう意識が養われる職場である、と思います。
10数年くらい弊社で働いて開業する方が多いですかね。弊社は本当に独立しやすい環境だと思います。独立を積極的に応援している感じです。弊社から独立開業先にフレームワークの仕事を出すこともしています。10年以上弊社で働いていると、デンテックの仕事の流れやノウハウをしっかり理解しているので、お互いやりやすいし融通もきくんです。こういったフレームをデザインしてほしいというのも、阿吽の呼吸で通じますよね。まあ、とにかく独立しやすい環境というのは自信を持って言えますね。
若手の教育にせっかく時間をかけたのに独立されてしまうと無駄になるんじゃないか、という考えのラボ経営者の方もいるかもしれませんが、弊社としてはきちんと基本的なスキルを身につけてから独立してもらった方が、独立後に非常に頼りにしやすいんです。
そして双方が円満に独立しているので、独立後もなおデンテックグループの一員といったような感覚を持ってもらえると思いますし、勉強会でノウハウを共有するなど何かしらのつながりを持ち続けています。
働く時間も遅くなることはないようにしていますし。早い人では18時に上がりますし、残業したとしても19時20時には退社しています。そのくらいの仕事しか担当してもらっていませんので無理なく働けると思います。また。ウチは規模が大きい技工所なので、福利厚生については、退職金も含めてかなり充実していると思いますよ。
それぞれのレベルに合わせてきめ細やかに人材育成
教える立場からすると、若い子がアグレッシブに質問してくることが最近は少なくなってきていると感じています。それに、昔のやり方のまま少し強い言葉を発してしまうと、それがきっかけですぐにやめてしまう。
ですので、指導方法を常に変えていかないといけないということは強く意識しています。僕の頃は手が出て当たり前みたいな時代だったんですけれども、それを今の時代の人にとっての当たり前だと思わずに、時代の変化を理解した上で接しています。
技工士一人ひとりが興味持っていることを、教える側が見つけてあげて伸ばしてあげるくらいじゃないと、なかなか難しいのかなと思っています。そのくらい手をかけないと、ちょっと嫌なことがあったらすぐに辞めてしまう可能性があると思っているんです。
弊社のラボのよいところは、遅くまで働かないので仕事とプライベートを両立させられること、福利厚生が充実していること、退職金があること、アメリカが母体なので最新技術を常に習得・発信できること、(ZACシステムというetc.)独自のシステムを開発したり、材料も独自開発していること。
その辺りが、世の中のラボとの違いですかね。設計からドクターの相談に乗って治療中ずっと介入して最終補綴までいくスキルが身につくというのもこのラボならではだと思いますし、実は保険の技工物も結構リーズナブルにやっていますので、あらゆる補綴物を幅広く経験するチャンスがあります。これも何かのご縁なので、若い人に少しでも興味を持っていただけると嬉しいですね。まずはお電話を頂き、一度見学にきてみてください。
デンテックインターナショナル株式会社の基本情報

〒564-0063
大阪府吹田市江坂町1-16-32 デンテックビル2F
<沿革>
1992年 デンテックインプラントネットワーク(株)設立
1996年 デンテックインターナショナル(株)に社名変更
1999年 東京本社設立
2003年 大阪に自社ビル設立(東京オフィスを統合)



デンテックインターナショナル株式会社へのアクセス
デンテックインターナショナル株式会社の
取扱技工物
デンテックインターナショナルの症例写真/取扱材料・システム
ZEX
スキャナー、CADソフト、CAM+加工機、マテリアル、カラーリングシステム、シンタリングファーネスそれぞれを精選し独自に組み合わせた最新鋭のジルコニア加工用CAD/CAMシステム「ZEX:DenTech Zirconia CAD/CAM Restoration」

天然歯ジルコニア
従来のジルコニアクラウンとZEXクラウンの大きな違いは、焼結前のカラーリング(染色)と、焼結後の製品の仕上がりにあります。カラーリング方法は、基本的にディッピング(染色液に浸すこと)は行わず、筆塗りによって多色を塗り分けていきます。このことで、焼結した製品の仕上がりは、従来品と比べて歯冠の色調が単調にならず、歯頚部の色調から切縁の透明感のグラデーションの再現を可能としました。

ZAC
ZEXと専用のチタンベース、スクリュー、ドライバーによるソリューション ZAC(ZEX Angulated Chimney)のご紹介。 アクセスホールを最大25°傾けることにより、前歯部ではより審美的に、臼歯部、特に上顎臼歯部ではスクリュー止めが容易になるなど、多くの症例でスクリューリテインタイプによるインプラント治療を可能にしました。

DIS
歯科治療の急速なデジタル化に対応し、高品質なインプラント補綴を提供するため新たなCAD /CAMシステム DIS(DenTech Implant Structures)を構築し、自社内にメタルミリングセンターを設置しました。設計から完成までを一貫して担うことで、低価格・短納期での提供が可能です。

DGS
当社ではオリジナルシステムを使用した精密なデジタルドリルガイドDGS(DenTech Guided Surgery System)を提供しております。診査診断から最終補綴まで一貫して携わることが可能です。


求人項目 | 概要 |
---|---|
募集職種 | 歯科技工士 |
給与/賞与 | ■基本給 153,072円 固定残業代 56,928円 総支給額 210,000円 ※経験年数により相談に応じます ■賞与 年2回 ※当社規定による |
勤務時間 | 9:00~18:00 |
勤務地 | ■大阪オフィス 〒564-0063大阪府吹田市江坂町1-16-32 デンテックビル ■東京オフィス 〒130-0012東京都墨田区太平2-12-11 サンハイツ301 ■高知オフィス 〒787-0012高知県四万十市宇山五月町9-16 いずれかのOFFICEでの勤務となります |
休日 | 日祝日・(月 1回 土曜出勤:勉強会) その他(夏季・年末年始・有給) |
福利厚生 | 健康・厚生・雇用・労災 |
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