関 聖生|京王歯研|群馬県高崎市

略歴
1975年   東邦医療専門学校 卒業
1976年   京王歯研 設立

コーヌスなどのテレスコープ義歯で全国有数の技術を持つスペシャリスト集団。CAD/CAM技工やチタン製のインプラント・パーツでも評判のラボ。

京王歯研の魅力とは?

関さんはどのようなきっかけで歯科技工士になられたのですか?
― 実は若い頃、実業団の陸上選手として走っていましてね、1964年の東京オリンピックで聖火ランナーも務めたんですよ。さすがに今度の東京オリンピックは無理かな(笑)ちょうど引退して転職を考える際に、歯科技工士になりました。当時は若かったし自分の腕に自信があったので、専門学校を卒業後にすぐに開業しました。

京王歯研を簡単にご紹介頂けますか?
― 京王歯研は、3階建ての大きな歯科技工所で、①テレスコープ義歯、②CAD/CAM技工、③インプラント・パーツの機械加工という3つの部門に分かれています。30年くらいかけてコツコツと技術研鑽や設備投資を積み重ねて、気が付けば随分と大きなラボになっていました(笑)

― 京王歯研は、必要な設備や、面白いなと思った技術・素材があったら、どんどん試しに使ってみようという雰囲気があるので、いろいろなことにチャレンジしてスキルアップしたい技工士には、良い職場だと思います。

テレスコープ義歯の魅力とは?

― テレスコープ義歯とは、入れ歯を金属のバネ(クラスプ)ではなく、はめ込み式の機構によって固定・維持する入れ歯の総称です。その固定・維持の方法によって、コーヌスクローネ、リーゲルテレスコープ、レジリエンツテレスコープなどの種類に分けられます。

― テレスコープ義歯は金属のバネを使わないので、見た目がとても自然で、入れ歯であることを他人に気付かれることがなく、審美性と機能性を兼ね備えた入れ歯だと言われています。このテレスコープ義歯の仕組みを支えているのは、二重冠の構造です。支台歯に一本ずつ、あるいは支台歯を連結したものに内冠をかぶせて、その上から外冠をかぶせます。外冠は自由に選ぶことができるので、ポーセレンだけでなく様々な材料で対応可能です。

― テレスコープ義歯は、患者さんのメリットがとても大きい治療方法なので、このインタビュー記事を読んで興味を持ったドクターの方には、ぜひ電話で構わないのでご連絡頂けると嬉しいですね。多歯欠損だけれどもインプラントはやりたくない/できない、そういう患者さんには、かなり有効な選択肢になると思います。

― このようにメリットの大きなテレスコープ義歯なのですが、作製に手間がかかり、高い技術力が必要なので、対応できるラボは全国でもかなり少ないのが実情です。しかも、製作過程でどうしても不適合な部分が出てしまうことがあるので、京王歯研では放電加工技術を採用しています。

― おそらく、この放電加工設備を持つ歯科技工所は全国でも、神奈川歯科大学とウチくらいではないでしょうか。京王歯研が全国の歯科医院からコーヌスの仕事を沢山頂いているのは、精度の高いコーヌスなどの技工物を作るために労力や設備投資を惜しんでいないことも理由の一つかもしれませんね。



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