QLデンタルメーカー株式会社は、石原孝樹氏が2014年に立ち上げたジルコニア、e.max補綴物に特化して急成長を続ける国内有数の自費専門ラボ。高い品質と抜群のコストパフォーマンスでドクターからの評判が高い。

QLデンタルメーカー|神奈川県川崎市

QLデンタルメーカー株式会社は、石原孝樹氏が2014年に立ち上げたジルコニア、e.max補綴物に特化したラボ。「高品質なセラミックス補綴物を、リーズナブルな価格で」 という信念を元に、飛ぶ鳥を落とす勢いで成長し、ラボ所属のメンバーは20名を超える。さらに川崎市から「最優秀起業家賞」に選ばれるなど、業界だけでなく、他方から注目を集めている。そして自費専門であるため、1年で一般的なラボの数年分の経験を積むことができ、若手が多いラボながら、高い技工スキルであることも評判。

代表インタビュー ラボの基本情報 取扱技工物 求人情報 スタッフの声

代表取締役
石原孝樹(いしはら たかき)

2005年 新東京歯科技工士学校 卒業
2006年 都内大手技工所 勤務
2014年 QLデンタルメーカー(株)設立
なんとなく飛び込んだ歯科業界
― 石原さんが、歯科技工士になったきっかけは?
本当は、何か感動のサクセス・ストーリーがあれば良いのですが…正直に言うと「お金を稼げる」と知人から聞いたことがきっかけです(笑)もちろん、幼いころからプラモデルなどの「ものづくり」が好きということもありましたが、高校生のときの私は、将来何をしたいのか自分でもよく分からず、技工士の仕事内容をほとんど知らずに、本当に「なんとなく」の直感で、この世界に飛び込みました。でもラッキーなことに、実際に専門学校で勉強してみると他の同級生より少し手先が器用だったみたいで、”おっ!この仕事は、自分に向いているかも!”と思うようになりました。

QLデンタルメーカー|石原孝樹
セラミック技工物の魅力を知る

― 学校を卒業して、最初はどんな感じでしたか?
技工士になって最初は、都内の有名歯科技工所に就職して、世の中の新人技工士と同じように保険の技工物ばかり作っていました。最初の頃は、技工物の作製ノルマをこなすのに毎日必死でした。最近の流行りの言葉で言うと、まさにブラック企業のような生活でした(笑)あまりの大変さに、置き手紙を残して夜逃げをする同僚もいたくらいですから(笑)しかも仲間が夜逃げをするたびに、自分の担当する仕事が増えていき、自分の帰る時間がどんどん遅くなって…。いやぁ、当時は本当に悪循環の毎日でしたね。 QLデンタルメーカー|石原孝樹 でも、そのおかげで、作業スピードを早くする努力をしたり、より効率的に仕事をこなすために工夫するようになったので、その時の経験が今ではとてもプラスになっています。当時は、本当につらい毎日だったんですが、自分の場合は不思議と、技工士の仕事を夜逃げして辞めたいと思わなかったんですよね。自分で言うのもなんですが、きっと技工士の仕事が好きなんだと思います。


― どのタイミングで、石原さんのセラミストとしてのキャリアが始まっていったのですか?
3年くらいたったある日、会社から少しずつ実力がついてきたと思ってもらえたのでしょうか、先輩から自費のメタルボンドを使った技工物を任せてもらったときがあったんです。それまでは保険の技工物を、流れ作業的に数をこなすようなスタイルで仕事をしていたのですが、自費技工物の場合、高額な治療費を払っている患者さんのことを強く意識して時間をかけてじっくり丁寧に作製するので、とても緊張したことを覚えています。 QLデンタルメーカー|自費のセラミック専門 その後、自費の技工物を作る機会が増えていき、「写真を見てシェードを合わせて、細心の注意を払って、慎重に丁寧にセラミックの技工物を作る」という経験を積んでいくうちに、歯科技工士としての仕事のやりがいを知り、仕事にどんどんのめりこんでいきました。当時の私は不勉強で、自費のセラミック技工物を専門に作る「セラミスト」という言葉は知りませんでしたが、技工物のクオリティにもっともっとこだわって、「自費のセラミック専門の歯科技工士になりたい」と強く思ったきっかけですね。

QLデンタルメーカー|自費のセラミック専門

― セラミストの「やりがい」って、具体的にどんなことですか? ちょっと、感覚的な話で申し訳ないのですが、セラミストの仕事って患者さんの人工臓器を作っている感覚に似てると思うんです。実際に、自分がクオリティにこだわって作ったセラミックの前歯部を装着した患者さんから「性格が明るくなった!」とか、若い女性の患者さんから「歯を見せて笑えるようになり、彼氏が出来ました!」とか、歯のことで悩んで暗い表情をされていた方から、「コンプレックスがなくなりました!」などの声を頂くと、「歯科技工士としての立場から患者さんの人生を変えられるんだ」と嬉しくなるし、患者さんのカラダの一部を作っているんだという責任感や使命感も感じます。私の場合は、その責任感や使命感がセラミストとしてのやりがいなのかもしれません。

石原孝樹|QLデンタルメーカー
一念発起して、自分の理想の歯科技工所を立ち上げる
いやぁ~、正直、まさか自分が起業するなんて思ってもみませんでしたよね(笑)日々の仕事に没頭していたら、「もっとこういう風に仕事ができたらいいのになぁ」と思う機会が増えていって、どんどん自分の頭の中で理想の歯科技工所のイメージが膨らんでいっちゃったんです。そして気が付いたら「安くて高品質なコスパ重視の自費セラミックスを作る歯科技工所を作りたい」という想いが抑えられなくなり、ついに前職の職場を飛び出してしまいました(笑)でも、もともと小心者なので起業のために銀行からお金を借りるときはめちゃくちゃ不安でしたし、印鑑を押すときはドキドキが止まりませんでした。なので今は、自分が立ち上げた会社で、こんなに多くの仲間に囲まれているなんて夢のようです(笑)

先義後利の信念で仕事をする

― 仕事をする上で、石原さんが大切にしていることはありますか。
弊社は、企業理念に「先義後利」を掲げ、患者さまの満足を得るには、まずは従業員の満足が得られることが重要だと考えています。ですので、職場づくりにとても力を入れています。歯科技工士がずっと働き続けたいと思える職場づくりのために、毎朝ミーティングを行って、この会社が目指しているものを共有し、努力や友情、利益につながるようにしています。

また同時に、歯科医院にも積極的に足を運んでいます。ただ淡々とドクターから言われた通りに仕事をするのではなく、患者さまに喜んでもらうために自分で知恵を絞り、時にはドクターのチカラになって、ドクターと二人三脚で仕事をすることを心がけています。

石原孝樹|QLデンタルメーカー
若手技工士が育つための仕組みづくりを強化

― 今後は、どのようなことに取り組んでいきたいですか?
現在弊社では、2年目の技工士が新人技工士の指導をするために1年間で技術を身に着けられるように独自の人材育成カリキュラムを作成しています。どの世界でも同じだと思うのですが、他人を教えることで自分も成長できると思うんです。

具体的に弊社では、3年目の技工士にフルオーダーのポーセレン築盛の仕事ができるようになってもらいたいと思っています。早く上達したほうが、歯科技工士の仕事のやりがいを知ることができるし、仕事に対するモチベーションも高まると思うんです。また、今後は、機械化か難しい技術を向上させるのと同時に、機械化可能な作業は最新機器を導入して業務の効率化を図り、どんどん生産性を向上させていきたいと思っています。

QLデンタルメーカー|若手育成の仕組み強化
チーム医療のパートナーとして
― QLデンタルに興味を持ったドクターへメッセージをお願いします。
弊社の技工士は、患者さんのことを第一に考えて、一生懸命仕事をしています。歯科技工士を単なるコマではなく、チーム医療のパートナーとして考えてくださるドクターの皆さまと仕事ができたらとても嬉しいです。おかげさまで、現状で仕事の取引のある全てのドクターの皆さまはそのような考え方をしてくださる方ばかりですが、これから新しく弊社のパートナーになって下さるドクターには、印象マージンの精密性の向上のさせ方や、正しいシェードテイキングの写真撮影など、より簡単に、より正しくできる方法をアドバイスさせて頂きながら、一緒に二人三脚で、より良い技工物を作製する方法を追及していければ嬉しいです。「良い技工物を作製する方法」については、不定期的に勉強会も行っておりますので、是非ご興味のある先生方からのご連絡をお待ちしております!詳しくは、弊社のホームページをご覧ください!



ありがとうございました

編集後記/高崎
QLデンタルメーカーは起業してまだ3年目足らずだが、約20人の若手技工士が楽しそうに仕事をしている様子が印象的だった。他の技工所から転職してきた技工士は「この会社は残業がほとんどなく、時間に追われずにセラミック技工物の品質にこだわって仕事ができるのが最大の魅力」だと答えてくれた。同社は今年から人材育成にも力をいれており、1対1で、先輩技工士が若手の面倒をみる取り組みが始まっている。技工物のクオリティにこだわればこだわるほど、関東近郊だけでなく全国の歯医者さんからの注文が増えているそうで、今後もクオリティに徹底的にこだわっていきたいと石原さんは語っていた。近々、技工スペースの拡大を予定しており、今後ますますQLデンタルメーカーの活躍から目が離せない。


「高品質なセラミックス補綴物を、リーズナブルな価格で」
この信念を元に、飛ぶ鳥を落とす勢いで成長し、ラボ所属のメンバーは20名を超える。さらに川崎市から「最優秀起業家賞」に選ばれるなど、業界だけでなく、他方から注目を集めている。そして自費専門であるため、1年で一般的なラボの数年分の経験を積むことができ、若手が多いラボながら、高い技工スキルであることも評判。

また、クリニックからの信頼も厚く、高品質なセラミックス補綴物をリーズナブルな価格で作るだけでなく、自費率を高めるため「自費診療の価格設定アドバイス」「販促ツールの作成」「院内での業務フローの構築」など、クリニックの収益改善につながるコンサルティング支援も実施している。(年商5100万円を、7200万円にするなどの実績がある)現在は業界の発展のため、セラミックス製補綴物による「低額自費診療」という、新たな分野を創出すべく、日々、精力的に活動している。
QLデンタルメーカーの基本情報
QLデンタルメーカー|神奈川県川崎市
〒214-0014
神奈川県川崎市多摩区登戸1664 河興ビル2-6

<沿革>
2014年 QLデンタルメーカー設立
QLデンタルメーカー(神奈川県川崎市)
QLデンタルメーカー(神奈川県川崎市)
QLデンタルメーカー(神奈川県川崎市)
QLデンタルメーカーへのアクセス

技工物種類 対応可否
保険FMC
自費クラウン/ブリッジ
自費インレー・アンレー
CADCAM冠
チタン冠
インプラント(ストローマン)
インプラント(ノーベル)
インプラント(その他)
デンチャー(保険)
デンチャー(自費)
矯正
マウスピース矯正
マウスガード
自費TEK
ラミネートべニア

編集
求人項目概要
募集職種求人情報がありません。
給与/賞与求人情報がありません。
勤務時間求人情報がありません。
勤務地求人情報がありません。
休日求人情報がありません。
福利厚生求人情報がありません。
求人情報の
変更はコチラ(無料)


QLデンタルメーカー社員
外山 紗希(とやま さき)

2017年 新東京歯科技工士学校 卒業
2017年 QLデンタルメーカー株式会社 入社
インタビューなんか今まで一回もされたことなくて、めちゃくちゃ緊張してます!もしも変なことを言ったら記事にしないでくださいね(笑) 外山 紗希|QLデンタルメーカー
思ったより女性比率が高かった!
― 歯科技工士になろうと思ったきっかけは?
高校2年生の夏に進路について考えていたときに、たまたま自宅の近所に歯科技工の専門学校があったんです。「歯科技工」という言葉くらいは、なんとなく知っていたのですが、ただ漠然と「歯」に関する何かをするんだろうなぁくらいで、そのときは、具体的に何をする学校かは、よく知らなかったです(笑) 外山 紗希|QLデンタルメーカー ― なぜ、よく知らなかった歯科技工士に?
私は大学進学は考えていなかったので、漠然と医療系の専門学校っていいかもなぁ~と思っていて。ちょうど高2の夏の三者面談で先生に話したら「歯科技工士っていう仕事があるよ」と教えてもらったといに、「あっ、あの近所の学校のことだな」と思って。でも正直、最初は歯科技工士じゃなくて、歯科衛生士になることを考えていたんですけど、せっかくの機会だと思って、その近所にあった歯科技工の専門学校のオープンキャンパスに行ってみたんです。 外山 紗希|QLデンタルメーカー ― 実際に見学してみてどうでした?
正直、見学に行く前は、なんとなく「暗い印象」がありましたね(笑)なんか、男の人たちが黙々と、暗い部屋で机に向かってひたすら何かものを作っているような、そんなイメージ。歯科衛生士科の方は、きっと華やかな人が多いんだろうなぁと思っていたので、見学に行く前は「そもそも歯科技工士って、女の子がやる仕事なの?」と思っていました。 外山 紗希|QLデンタルメーカー でも、実際に見学に行ってみると、学校はとても明るくてキレイな環境だったし、女の子の学生もかなり多くて。しかも楽しそうな雰囲気だったんです!そこで、「あれ?歯科技工士って、楽しそうかも!?」と思いました。見学した時は、たぶん半分くらいの学生が女の子で、しかも女性の先生も何人かいて、最初のイメージがあまり良くなかっただけに、逆にオープンキャンパスに行ったことで、歯科技工士に対するイメージがめちゃくちゃ良くなりました(笑)
学生時代は、暗記が大変だった!
― 見学した専門学校に入学したんですか?
はい。どうせ他の学校を見に行っても、いろいろ悩んで決められなくなっちゃうと思ったので、即決しちゃいました(笑)でも、入学後は想像していたよりも大変でしたね。難しい専門用語は多いし、覚える言葉の量も多いし、高校で勉強してきたことと全く違うし。新しい世界のことを次から次へと暗記していかなければいけないのが大変でした。 外山 紗希|QLデンタルメーカー ― 暗記すること以外に、他に大変だったことはありました?
私はどちらかというと不器用な方だったと思うので、実習も大変でしたね(笑)授業で出された課題は、頑張る生徒は本当に時間をかけて夜遅くまで取り組んでいましたが、私は、メリハリを大切にしていたので、ダラダラと課題をやるというよりは、集中して課題に取り組んで、ほどほどのところで帰っていたと思います。皆さん同じことを言うと思うのですが、モノ作りが好きな人には本当に面白い勉強だし、仕事だと思いますね。 外山 紗希|QLデンタルメーカー ― 専門学校の勉強は難しかったですか?
う~ん、普段の授業の内容は難しいとは思わなかったけど、やはり国家試験対策は大変でしたね。1年生のときから試験対策が始まるんですが、正直なところ1年生の時はあまりエンジンがかからなくて、あまり勉強は熱心ではありませんでした。1年生の時は、どちらかというと、勉強ばっかりではなく友達とも遊んで学生生活をしっかり楽しんでいた感じですかね(笑) 外山 紗希|QLデンタルメーカー でも、2年生になって本気で勉強し始めると、結構、暗記系に苦しめられましたね。さすがに、国家試験直前は本当に頑張りました。うちの専門学校は、過去に歯科技工士の国家試験に落ちた人はほとんどいなくて、実際に自分の同級生も全員受かったのですが、逆に、自分だけ落ちたらどうしようというプレッシャーがありましたね。
ドクターからの期待に応えたい
― 卒業して、職場はどうやって決めたんですか?
たまたま専門学校の非常勤講師の先生が、QLデンタルメーカー(以下、QL)で働いていて。その先生は女性だったのですが「自分の勤務先は、無理なく働ける環境だから、女の子も働きやすいよ~」って言われたんです。一度、見学だけでいいからぜひ見においでよって言ってくださって。それで、先生がそこまで勧めるならと思って見に行きました。そのままの勢いで就職してしまいましたが、実際に働いてみて、QLに決めて良かったと思います。 外山 紗希|QLデンタルメーカー ― すぐに仕事に慣れました?
いや~、最初は苦労しましたね。今も苦労してますが…(笑)当たり前ですが、学校と違って技工物の品質に対するチェックがとても厳しいので。学校だと、しょせん課題なので、あまり上手くできなくても「まあ仕方ないね」っていう感じで先生もOKを出してくれたりするんですが、仕事だときちんとしたものが出来るまで何回もやり直しになります。

特にQLはセラミックに特化して、自由診療の高価な技工物ばかりですから、患者さんもドクターも当然、質の高いものを期待していると思うんですよね。だから「仕方ないね」っていうことは絶対にありえないので、私たちも常に高い技術レベルを求められていると感じますね。でも最近は、そのプレッシャーが心地よかったりもします。これをやりがいっていうんですかね?(笑)歯科技工士という職業は技術職なので、やはり上手くなりたいです。 外山 紗希|QLデンタルメーカー
若手は、強いメンタルが必要!”
― ということは、仕事にもだいぶ慣れて、自信がついてきた?
いやいやいや、全く(笑)今の自分は、一人前の人の技術が100だとしたら30…くらいでしょうか。いや、きっとレベル30もいっていませんね(笑)最初の頃は、自分の作った技工物を先輩に見せると「全部やり直し!」と言われて凹んでいたんですが、最近は全部やり直しっていうことはなくなりました。

あとは、背伸びしすぎずに「自分ではこれは無理かも…」と思った場合は、先輩からアドバイスをもらうために周りの人に声を掛けるようにしています。先輩にお願いに行くのは、ちょっと気が引けるのですが、患者さんや歯科医院に絶対に迷惑をかけないために、そこは図々しくアドバイスをもらいに行っています(笑) 外山 紗希|QLデンタルメーカー ― 歯科技工士には、どんな能力が必要だと思いますか? 技術的なことは当たり前として、う~ん…、メンタルの強さですかねぇ…。最初は全然できなくて当たり前で、そのこと自体は仕方ないと思うのですが。でも自分の場合は、自分ができないことが周りの仕事仲間に迷惑をかけているんじゃないかと、なんだか申し訳ないような気がしてしまって。でも、少しずつできるようになると、できる範囲がどんどん広がって、だんだん仕事が楽しくなって…と、良いサイクルになっていきます。 外山 紗希|QLデンタルメーカー その、少しできるようになるまでの期間に、しっかりとメンタル面を維持することがとても大切だと思うんです。できない自分がとてももどかしいし、自己嫌悪にもなりがちです。でも、そこで踏ん張ることができれば、仕事が徐々に楽しくなっていくと思います。あっ、まだ、レベル30にも達していないのに、生意気なこと言っちゃってますよね、すいません(笑)ここは記事にしないで下さい(笑)
コミュニケーション能力が絶対必要
― 若手時代のメンタルって、どうやってコントロールすればいいんですかね?
う~ん、自分はけっこう切り替えが早い方なので、ある意味、もともとメンタルが強いんだと思います。例えば、ある日の仕事がめちゃくちゃダメで落ち込んで家に帰っても、次の日には「よっしゃ、今日もやるぞ!」、っていう気分になれるんです(笑)最初はできなくて当たり前だと思うので、繊細なメンタルの人も必要以上に落ち込まないことに注意した方がいいと思います。 外山 紗希|QLデンタルメーカー ― 他には、どんな能力が必要だと感じますか?
患者さんにしっかり適合する精密な技工物を作るのには、ドクターとのコミュニケーション能力がとても大事だなと感じています。仕事をする上で、ドクターと電話でやりとりする機会が多いのですが、ドクターが何を求めているのかを一つ一つうまく、その会話の中で汲み取っていかないと、ドクターが何を求めているのか分からないまま作業をすることになってしまいます。直接顔を合わせてお話しする場合に比べて、電話だと、すれ違いが生じやすくなると思うので、自分が理解したことを改めて言葉にして、きちんとドクターに確認すること。それが今、仕事をする上で一番、気を付けていることですね。
自分がやった仕事のやりがいを感じやすい職業
外山 紗希|QLデンタルメーカー ― 歯科技工士に興味を持っている方にメッセージを。
そうですね、歯科技工士は、いわゆる「職人の仕事」だと思います。たまには先輩からきついことを言われたりすることもあるだろうし、正直なところ、一人前になるまでは少し凹むことも多い仕事だと思います。でも、自分が作った技工物の出来栄えの確認のためにドクターに電話すると、「すごく良かったよ、ありがとう」、とか「患者さんも喜んでいたよ」、と言ってもらえると「よっしゃ~!」ってテンションが上がりますね(笑) 外山 紗希|QLデンタルメーカー う~ん、あとは、自分のやった仕事に対して、ダイレクトに声が返ってくるところも魅力です。単なる会社の歯車みたいな仕事ではなく、自分がやった仕事のやりがいを感じやすい仕事だと思います。それに、一度覚えた技術は簡単には忘れないので、これから技術をどんどん磨いていけば、一生続けられる仕事だと思います。モノ作りが好きで、突き詰めて仕事をしたい人には最高の職業だと思います。
編集後記/高崎
ニコニコと笑顔の絶えない女性の若手歯科技工士さん。歯科技工士という仕事の魅力や難しさについて、若手ならではの視点で率直に語ってくれた。「若手時代には、”メンタルの強さ”と”ドクターとのコミュニケーション能力”が必要不可欠だと思う」と語る姿は、フレッシュな雰囲気とは正反対の、歯科技工士の仕事の本質を見抜き、向上心の高い歯科技工士だと感じた。一人前になるには、まだまだ乗り越えるべき高い壁があるが、周りの先輩の温かいサポートを受けながらセラミストへの階段を上っている。

QLデンタルメーカー社員
滝田 大地(たきた だいち)

2009年 埼玉歯科技工士専門学校 卒業
2009年 有限会社fit in 入社
2013年 フェイスラボ 入社
2014年 QLデンタルメーカー株式会社 入社
入学した翌日に学校を辞めようと思った

― なぜ歯科技工士になろうと思ったのですか?
両親の仕事が医療系だったことの影響が大きいですね。病院で親の仕事を見る機会があったので、医療系の仕事に馴染みがあったんです。それで最初は、レントゲン技師になろうかなぁと思っていたのですが、実際に仕事の現場を見学させてもらったら、データを確認してボタンをピッて押すだけで…(笑)「むむむ。。。これは、一生の仕事としては続けられないぞ」と思ったことを鮮明に覚えています(笑)

もう一つの理由は、なんとなく漠然とですが、雇われて仕事をしたくないと思っていました。例えば、もしレントゲン技師になったら、ずっと病院や診療所での勤務になるから、そういう意味でも、どうしようかなぁ、と悩みました。

滝田 大地|QLデンタルメーカー|神奈川県川崎市

― で、結果的に歯科技工士の専門学校に?
はい。それで結果的に医療系がいいという思いは変わらなかったので、いろいろと自分に当てはまる条件を調べてみて、歯科技工士の専門学校へ入学しました。入学してみたらすぐに気づいたのですが、自分が想像していたイメージと現実が全然違いましたね(笑)とにかく当時の自分は、「歯を作るということ」、「体の中に入れるものを作ること」というのが、どういうことなのかが、よく分かっていませんでした。 滝田 大地|QLデンタルメーカー|神奈川県川崎市 あまりにも想像していたイメージと違っていたので、入学した翌日に学校を辞めようと思ったくらいです(笑)とはいえ、学費を両親に出してもらっていましたから、やめるわけにもいかなくて…(笑)インタビューでこんなに正直に言っていいのか分かりませんが、学校に通っている間も、ずっとつまらなくて、最初の職場に入ってから3年目くらいになって、ようやく歯科技工士の仕事が面白いと感じるようになりました。

もっと技術を極めたい
滝田 大地|QLデンタルメーカー|神奈川県川崎市

― どうやって勤務先を選んだのですか?
最初の就職先は実家から通える埼玉県内の技工所でしたね。そこでは5年間働いたんですが、著名なインストラクターが代表を務めていて、その技を覚えたくて、そこを最初の職場に選びました。働き始めてから3年くらいすると、一通りの基本的な技術を覚えられたと思いましたが、色についての技術をもっと詳しく学んで、歯科技工士としての技術を究めたくなったので、基礎的な考え方などを学ぶためにその技工所に勤務しながら、世界的な歯科技工士の青嶋仁先生が主催していている、土日に学べる1年間のコースに入りました。

滝田 大地|QLデンタルメーカー|神奈川県川崎市

― その後は、どんなキャリアを?
もともと自分で独立開業したいという希望があったので、技工士としての技術を一通り身につけた後は、経営知識が学べそうな技工所に転職したんです。でも結局、勤務して1年くらいたったときに、そこの会社の先輩に誘われて、現在の職場を一緒に立ち上げることになりました。

正直、先輩に誘われた時は、自分で開業する気マンマンだったので転職することは迷いましたが、その先輩と仕事をすることが楽しそうだったのと、ゼロからの技工所の立ち上げにかかわるチャンスなんてめったにないですし、一人でやっていてもなかなか大きくするのは難しいので、まずは気の合う仲間と一緒にやってみようと思いました。 滝田 大地|QLデンタルメーカー|神奈川県川崎市 とはいえ、独立して開業する気持ちがなくなったわけではないので、今でもいつかは独立しようと思っています、という話を、その先輩にして承諾してもらった上で、このラボに入りました。本当に単純な理由なんですが、男だったらやっぱりいつかは、「一人でやってみたい」、「一国一城の主になってみたい」という思いがありますよね!?(笑)

後輩を教えるときの心構え
滝田 大地|QLデンタルメーカー|神奈川県川崎市

― 現在は、沢山の後輩たちに囲まれていますが苦労は?
う~ん、苦労はあまりないかもしれません。仲間が多いので活気があって、この職場は楽しいですよ(笑)後輩を教えることに、自分はあまり苦労を感じないタイプなんだと思います。先輩が後輩を教えるのは当たり前のことですし。もちろん気をつけていることは沢山あります。簡単なことで言えば、相手によって言い方を変えるとか。

特に女性に対しては、キツい言葉を使わないように気を付けています。男だと、多少きつい言葉を使っても、勝手に這い上がってきてくれる場合が多いのですが、女性の場合は繊細な部分が多いので、ちょっとそのやり方はよくないなと思っています。あとは男女に関係なく、なぜそうしなければならないのか、などの理論や背景については、かなり詳しく、丁寧に説明することに気をつけています。やっぱり、聞く方も、ある程度、理論的に説明されないと理解がついていかないと思うので。

滝田 大地|QLデンタルメーカー|神奈川県川崎市

― 自分は、先生としては何点くらいですか?
う~ん、どうだろう。自分では分からないけど、甘めの点数で80点くらいですかね(笑)自分では後輩の育成などに対して割とクールな方だと思っていますが、それでも自分の教えた後輩が、ドクターに褒められたりすると本当にやりがいを感じますね。自分のキャラ的には、後輩の目の前でガッツポーズはしないけど、心の中ではめちゃくちゃ喜んでます(笑)後輩たちには、ぜひこのインタビューを読んでもらって、どういう想いで自分がみんなに厳しい言葉を投げかけているかを知ってもらえると嬉しいですね(笑)本当は、自分も、なるべく厳しいことを言いたくないんですよ(笑)

滝田 大地|QLデンタルメーカー|神奈川県川崎市
患者さんの中で生き続ける作品を作る

― 滝田さんにとって、歯科技工士の仕事の魅力はどこに?
先ほどもお話しした通り、専門学校に入ったときは全く自分の思っていたイメージと違っていて、ちっとも楽しくなかったのですが、働きながら自分のお金で学校に通って、どんどん自分の技術も知識も増えていって、気がついたら、この仕事が心から好きになっていたっていう感じなんです。今では歯にとても興味があるし、技工物を作るのが大好きです。もしかすると、僕は自己暗示が強く効くタイプなので、そういう自分の性格を使って、この仕事を好きになる努力をしたのかもしれませんね(笑)

滝田 大地|QLデンタルメーカー|神奈川県川崎市

― 歯科技工士の仕事の醍醐味とは?
小さい頃からもの作りが大好きでした。でも、歯科技工士の仕事って、そんな単純なものでもなくて、歯科技工の本当の面白さは、「生きたものを作れる」というところにあると思うんです。プラモデルは一度作ったらおしまいだけれど、歯科技工物の場合は、自分の作品として、患者さんの体の中でずっと生き続けますよね。そういうものを作っているんだという責任感や緊張感が、大きな魅力だと思っています。

滝田 大地|QLデンタルメーカー|神奈川県川崎市
原点回帰

― これからの仕事の目標はどんなことですか?
これまでは、特に親しいドクターに対しては、自分がやりたいジャンルの仕事をアピールしていました。「こういう仕事を自分はしたいんです。そのためには先生はこういうふうにして下さい」といった感じです。「そうすれば必ず患者さんも喜んでくれるから」というようにドクターにアピールして、ドクターを巻き込んで、自分から仕掛けていっていました。その結果、自分の目指す仕事が少しずつできるようになっていったのは事実なので、いい先生といい関係を作って長く仕事をしていくために、そういうことも必要なことだと思っています。

滝田 大地|QLデンタルメーカー|神奈川県川崎市

― 今後もそのスタイルで行く予定ですか?
いいえ。自分の作りたいものが作れるようになってきた現在は、患者さんが求めるものをしっかり作るという、歯科技工士の原点を再確認しようと思っています。昔の自分は自分の作りたいものを作っていたけれど、正直に言うと、それで自己満足に陥っている部分もあった気がします。変にリアルさを追求したりして、その出来栄えに自分で酔っているみたいな。

でも実際に患者さんにセットしてみると、あまり喜んでもらえないときもあるんですよね。そういう経験を何度かすると「あれ?もしかして自分が今やっていることは、なんか違うんじゃないかな?」と感じて、今は原点回帰で、患者さんが求めていることに100点満点で応えることを追求しています。

滝田 大地|QLデンタルメーカー|神奈川県川崎市
「滝田 大地」の名前で勝負する

― すごい意識の転換ですね。具体的な転機としては、自分の名前で仕事をするようになったことだと思います。昔は社長の名前や先輩
の名前で仕事をしていたのですが、自分の名前で技工物を歯科医院に出すようになったとき、明らかに自分の意識が変わりましたね。責任も段違いに上がるし、その分、やりがいもすごく感じる。その辺から、自分の中の歯科技工士としてのプライドが芽生え始めたと思います。

滝田 大地|QLデンタルメーカー|神奈川県川崎市

― これから歯科技工士になる若手に伝えたいことは何ですか?
歯科技工士というのは、自分の作ったもので感動されたり、もっと言うと、他人の人生を変えられたりする仕事です。本当に、たった一つの技工物でその人の人生が変わってしまう患者さんもいらっしゃるんです。そういう大きな影響力を持つ仕事という意味では、本当にやりがいがあって、魅力的な仕事なので、自分のように最初は薄い興味でも良いので、もし少しでも興味があれば、その扉を開いてみたら、意外とその先の道が開けるかもしれません。



ありがとうございました

編集後記/高崎
QLデンタルの若きリーダー。質問に答えるときに一つ一つの言葉をよく選んで話し、実直な性格が垣間見えた。インタビューでは率直に自分のこれまでのキャリアや気持ちをさらけ出してくれた。質問に答えてもらった言葉の端々に、歯科技工士としてのアツい想いが感じられ、後輩たちに一目置かれている理由が分かった気がした。将来の独立開業を視野に入れながら、貪欲に自己成長を求める姿が印象的だった。


都道府県別の人気ラボ一覧

<北海道・東北エリアの歯科技工所>
北海道青森岩手宮城秋田山形福島
<関東エリアの歯科技工所>
茨城栃木群馬埼玉千葉東京神奈川
<北陸・甲信越エリアの歯科技工所>
新潟富山石川福井山梨長野
<東海エリアの歯科技工所>
岐阜静岡愛知三重
<関西エリアの歯科技工所>
滋賀京都大阪兵庫奈良和歌山
<中国エリアの歯科技工所>
鳥取島根岡山広島山口
<四国エリアの歯科技工所>
徳島香川愛媛高知
<九州・沖縄エリアの歯科技工所>
福岡佐賀長崎熊本大分宮崎鹿児島沖縄

各ラボの技工料や特徴をご説明させて頂きますので、お気軽にご相談ください!

下記のお問い合わせフォーム、もしくは直接、担当者までお気軽にお問い合わせ下さい(080-7592-7269/担当:大久保)
※誠に申し訳ございませんが、もし電話に出られなかった場合は、折返しのご連絡をさせて頂きます。

【インスタグラム】
https://www.instagram.com/giko4com/
※メッセージでのやり取りも可能です

【Facebook】
https://www.facebook.com/pg/giko4com/
※Facebookメッセンジャーにてやり取りが可能です。

当ラボへのお問い合わせはコチラ

    お問い合わせ内容(必須)複数選択可

    This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

    全国の人気ラボ/歯科技工士

    1. コスミック恵歯研|長野県飯田市

    2. キャスティングオカモト|滋賀県高島市

    3. アベセラミック|島根県松江市

    4. 下越歯研|新潟県阿賀野市

    5. 向後セラミックス|茨城県神栖市

    6. 足利セラミックラボラトリー

      足利セラミックラボラトリー|群馬県太田市

    7. CAM|愛媛県松山市

    8. デンタルシアター|栃木県宇都宮市

    9. メインティース|大分県大分市

    10. 土佐レーニングセンター|高知県高知市

    11. 株式会社DLP|東京都目黒区

    12. クリスタル・セラミック|静岡県静岡市

    13. シルバーデンタルラボラトリー|埼玉県さいたま市

    14. 東北歯科精密|福島県福島市

    15. 北日本歯科技工所|青森県青森市

    都道府県別の人気ラボ一覧

    <北海道・東北エリアの歯科技工所>
    北海道青森岩手宮城秋田山形福島
    <関東エリアの歯科技工所>
    茨城栃木群馬埼玉千葉東京神奈川
    <北陸・甲信越エリアの歯科技工所>
    新潟富山石川福井山梨長野
    <東海エリアの歯科技工所>
    岐阜静岡愛知三重
    <関西エリアの歯科技工所>
    滋賀京都大阪兵庫奈良和歌山
    <中国エリアの歯科技工所>
    鳥取島根岡山広島山口
    <四国エリアの歯科技工所>
    徳島香川愛媛高知
    <九州・沖縄エリアの歯科技工所>
    福岡佐賀長崎熊本大分宮崎
    鹿児島沖縄

    技工士ドットコム公式Twitter

    1. 大好評!口腔内スキャナー記事まとめ一覧

      2021.04.04

    2. 透明マウスピース矯正のDPEARLが、歯科AI治療支援システム開発へ

      2021.02.17

    3. 第2章. 開業のプロが教える、開業場所の見極め方

      2021.02.12

    4. 口腔内スキャナートリオス4出荷開始

      2021.01.25

    5. 【無料セミナー】11月1日(日)都技生涯研修 基本講習会Ⅱ「近代口…

      2020.10.23