松浦賢治氏が代表を務める、ケン・デンタリックス。高品質な歯科技工物をリーズナブルな技工料で提供。
ドクターとしっかりとコミュニケーションを取りながら技工物を作製してくれるので、安心して仕事を任せられると評判。

ケン・デンタリックス|東京都文京区

東京都文京区にある自社ビルの全フロアがラボになっている、ケン・デンタリックス。代表を務める松浦賢治氏が、「個人事業の延長ではなく、歯科技工所を世の中の会社と同じように「企業」として成立させたい」という想いで、社員数約70名にまで成長させてきた自費技工専門の大手ラボ。早くから歯科技工におけるデジタル化の流れを予見し、2002年に日本でもいち早くKavo社のエベレスト(CAD/CAM機)を導入。デジタル機器の充実とそれらを使いこなすノウハウは業界随一と言われており、高品質な歯科技工物をリーズナブルな技工料で提供を実現していることで有名なラボ。
 
約70名もの歯科技工士が在籍する大規模なラボでありながら、全ての歯科技工物の品質を高い水準で維持するために、教育システムが充実していることも大きな特徴。一人一人の社員教育が行き届いており、「ドクターとしっかりとコミュニケーションを取りながら技工物を作製してくれるので、安心して仕事を任せられる」というドクターからの声が多い。補綴物だけでなく、全国からインプラント補綴やデンチャー、矯正などあらゆる種類の技工物の注文を受けており、ドクターからの満足度も高い。

歯科技工所の基本情報

ケン・デンタリックス|東京都文京区
〒113-0033 東京都文京区本郷4-1-11 デンタビル
<沿革>
1980年 ケン・デンタリックス 設立
ケン・デンタリックス専用のデジタル矯正「KENLINE(ケンライン)」

アクセス

ケン・デンタリックス社員
熊谷 ちひろ(くまがい ちひろ)

2018年   栃木県立衛生福祉専門学校 卒業
2018年   ケン・デンタリックス 勤務 セラミック部

「歯科技工士という職業を知って「自分はこれだ!」と思った」

熊谷さんが歯科技工士になったきっかけは?
― 高校で進学を考えた時に、人のためにできる仕事がいいなと思っていたので、まず考えたのが医療関係だったんです。でも私は、人とコミュニケーションを取るのがあまり得意ではなく、看護師や介護の仕事は向いていないと感じていました。

歯科技工士は医療関係の職種だし、ものづくりの仕事だから人と話をする時間は短く、国家資格が取れるし、全部が自分の基準に当てはまると思ったんです。歯科技工士という仕事を知るまで、どの仕事もいいなと思う面がある一方で、しっくりこないところもありました。でも歯科技工士という仕事を知って、自分はこれだ!って思いました。

看護職も勧められたのですが、たとえば注射するとか、人に対して直接何かをするっていうことに、私はちょっと抵抗があって・・・でも、歯科技工士という仕事は、人に直接触れることはないですが、間接的には人の健康に関わることができます。技工士という職業を知って、そんな仕事もあるんだなって思ったんです。

「作業スピードを上げることが今の目標」

専門学校での日々はどうでしたか?
― 専門学校の時代は、もちろんですが試行錯誤の繰り返しでしたね(笑)一人の空間で一人で作業できるというのは、自分にすごく合っているというのは確信できました。ただ私は、細かく突き詰めてやりたい性格なので、時間を必要とするタイプなんですよね。放課後に残っては、納得行くまで作り続けたり、課題をやり直していたりしていました。

ケン・デンタリックスに入社してからはどうでしたか?
― もちろん学校の頃は、自分の納得行くまで時間をかけられます。でも仕事になると、一つ一つの技工物にかける時間は限られていて、その中でやっていかなきゃいけない。そこは当然ですけど、学生とプロの大きな差でもありますね。

私はまだ2年目なのですが、できるだけ作業時間内に終わらせるということを心がけています。ケン・デンタリックスは、チームでのチェック体制がかなり厳しく、今はまだ必ず修正点は出ます。それを直して、さらにチェック後にもう1回直してという感じで、最終的なクオリティは担保できているんですが、まだ時間がかかっているという部分が課題ですね。

最初の頃は、「あっ・・・削りすぎちゃったかも・・・」なんていうこともあって、その時は冷や汗が全身から吹き出ました。でも、先輩に「ここどうしたらいいですか」と正直に聞いてみたら、「ああこれはこうしたらいいから、心配しなくて大丈夫だよ」って修正の方法があることも教えてもらえました。本当にサポート体制が仕組みとしてあって、最初の1年でものすごく成長できた実感があります。

「チームで仕事をし、助け合える職場」

サポート体制が仕組みとしてきちんとあるのは安心ですね。
― そうですね。だから新人でも、しっかりと仕事をし、成長できるのだと思います。ケン・デンタリックスは、規模も大きく自社ビルがあるのですが、新卒入社した1年目は、すべての階を回って、全部の作業をローテーションします。そのローテーションが終わって、8ヶ月後の12月に最初の配属が決まります。

私は、「一つの作業や、流れ作業の一部分ではなく、歯の形をしっかり作る仕事をやりたい」と、上司との面接で伝えたら、その希望が通ってセラミック部に入ることになりました。

そういった新人さんの希望を尊重してもらえるのも、嬉しいですね。
― そうですね。社風もあると思いますし、やっぱり70名と規模の大きな歯科技工所だからこそかなと、思っています。私もまだ新人の部類に入るのですが、どのくらい作業が進んでいるかを上司が細かくチェックしてくれて、状況に合わせて次の日の作業量も大きな負担にならないように、その人の力に合ったものに調整してくれます。

しかも、自分の作業が終わらなかった時に、作業が終わっている人が助けてくれるんです。本当に信じられないくらい良いですよね。これだけ恵まれた職場に入れた人は同級生でも少なく、すでに職場を変えたりしている人多いですし、自分は本当に良い職場に入ったなと思っています。仲間が優しくて働きやすい。きっと社長が意識して、そういう雰囲気を作り出そうとしていることもあると思います。

たしかに社内でインタビューをさせていただいていますが、雰囲気の良さが伝わってきますね。
― そうなんですよ。ラボの中は清潔でキレイだし、人間関係や職場の雰囲気も本当に良くて、楽しく仕事ができています。この前も、コミュニケーションに関する研修を社員全員で受けたんですよ。社員みんながそれぞれの仕事をしている中で、ある仕事をパっと渡された時に人によって感じ方が違いますよね。どう感じるのかをそれぞれがグラフにして、みんなで相手の気持ちを考える、というような内容でした。こういう研修を受けると、歯科技工士としてだけではなく、社会人としても成長できている実感があります。

社員を成長させようとする仕組みっていうのは他にもあって、月に一度、歯型彫刻をやるんですが、それがみんなの見えるところに貼り出されるんです。それを見ると自分の成長や、他人の成長がよく分かります。
社員旅行も、社員の3分の2くらい、40~50人が参加するんですが、そこでも頑張った人の表彰があって、それを見ると頑張っている人がいっぱいいるんだな、自分ももっと頑張ろうって、私自身の活力にもなっています。


仕事がしやすくなるように、本当にいろんな制度・仕組みがあるんですね。
― はい。本当に会社として、しっかりしているというか、入社してから驚きましたね。上司との面談も、月に1回、定期的にあります。自分の今後の目標をレポートに書いて提出して、フィードバックをもらえます。一人ひとりに対して面談があり、「ちゃんと見てくれている、評価してくれているんだ」という安心感もありますね。だから、辞めようだなんて、思ったこともないし、実際に私の同期は7人全員が残っています。


本当に色々なサポートがあるんですよ。家賃補助とか生活面でのサポートもそうですし、「困ったら何でも相談してほしい」と、いつも言ってもらえる。私のように実家から上京して一人暮らしをしていたりすると、そういうところはすごく安心します。人を本当に大切にしてくれるというか、余計な不安も抱かずに済むからこそ、仕事にも集中できているんだなと感じます。

あと、ちょっと思ったのですが、ケン・デンタリックスの職場ってすごくキレイですね。
― そうなんです(笑)ここも自慢できる部分の1つですね。歯科技工所でこんなにきれいな職場はなかなかないと思うんです。就職前に見学にきた時、一人で上京して不安で緊張していたのに、ここの外見と雰囲気にすごく安心しました。ドキドキしていたけれど、お昼も一緒に食べさせてもらって、雰囲気と環境がいいなぁと思ったのをよく覚えています。清潔な環境で仕事ができるのは、女性としても嬉しい点かなぁと思います。

「歯科技工士の仕事をもっと多くの人に知ってほしい」

歯科技工士として仕事をしていて、どんなときに喜びを感じますか?
― そうですね。自分はまだまだ新人なので、これからもっと技術を磨いていきたいんですが、その中でも、「ここ適合よかったよ」と、先生から褒めてもらったりすると嬉しいですね。あと、社内にはサンクスカードという制度があって、たとえば「手伝ってくれてありがとう」っていうサンクスカードをもらったりするのも、嬉しいなって思います。自分が成長していることを実感できると、歯科技工士になってよかったなと、心から思います。


女性として、歯科技工士という仕事をどのように捉えていますか?
― 昔は男性技工士が多かったみたいですが、私の世代だとむしろ女子が多いんですよ。専門学校の時は、ひとクラス15人のうち女子10人で、男子5人でした。これでも男子が多かった方なんですよ。他の代だと男子は2~3人だった、ということもあります。


歯科技工士は、女性に向いている仕事なのでしょうか?
― 歯科技工士が女性に向く職業なのかは、正直人それぞれだから一概には言えないと思います。でも、力仕事ではありませんし、座って、落ち着いて細かい作業をできるという点は、女性にはやりやすいところだと思います。女性は細かい作業をわりと器用にやる人が多い気はするので。
あとうちの職場には、出産してから復職した先輩もいます。そういう「子供を産んでからも、また戻ってこられる」ところも、女性としてはすごく安心できます。実際にこの会社で働いていて、「子どもを持ってからでもきっと働きやすい職場だろうな」というのは、容易に想像できますから。実際にケンデンタリックスは女性比率も高いですし。

最後に一言、お願いできますでしょうか?
― 歯科技工士の世界は、離職率8割とも言われていますし、ブラックな仕事というイメージがある一方、この仕事って一般の方にはあまり知られていないですよね。ほとんどの技工所は看板も出していないし、ひっそりと仕事をしているような感じがします。

でも、ものづくりが好きな人にはすごくいい仕事だと思うし、医療関係で国家資格を持てて、いまはケン・デンタリックスのように、ブラックじゃない職場も増えていると聞きます。本当にやりがいある仕事なので、もっとたくさんの人に、歯科技工の仕事や、この業界について知ってほしいなと思っています。

これから進路を考える高校生の人は、自分がちょっとでもピンときたものがあったら、ぜひ調べてみてほしいなと思います。そして、調べるだけじゃなくて、実際に現場を自分の目で見に行くといいと思います。私もこのラボまで見学に来て、ここの雰囲気を自分自身で感じられたのは本当に良かったと思うんです。私のインタビューを読んだ方がこのラボまで見学に来てくれたら本当に嬉しいですね。もちろん経験者の方も、ぜひケン・デンタリックスで一緒にお仕事できるのを楽しみにしています。

どうもありがとうございました。

編集後記/高崎
熊谷さんのインタビューを通じて、ケン・デンタリックスの職場としての働きやすさ、新人さんが育つ仕組み、チームとして助け合う協力体制のすごさに驚いた。これは一朝一夕にできるものではなく、制度を作っていくことはもちろん、ここで働く一人ひとりに、「ケン・デンタリックスの仕事哲学」が浸透しているからだと実感した。女性も活躍し、本当に雰囲気の良い環境で、インタビューの時間もあっという間に過ぎていった。

ケン・デンタリックス社員
平野周太朗(ひらの しゅうたろう)

2000年 日本大学歯学部付属歯科技工専門学校 卒業
2001年 早稲田トレーニングセンター卒業
都内歯科技工所、歯科医院内ラボ勤務
2006年 ケン・デンタリックス 入社 セラミック部部長
      現在に至る

「技工所でのアルバイトで自費技工の面白さを知り、セラミストを志す」

平野さんは、歯科技工士になられて何年くらいですか?
― いやぁ、気づけば技工士になってもうかれこれ20年くらいになりますかね(笑)まさに歯科技工という職業は自分にとって天職でして、毎日大好きな仕事をしていたら、あっという間に20年もたっていたという感じですかね(笑)

そもそも、どのようなきっかけで歯科技工士に?
― 私は中学と高校が日大の付属校だったので、同級生と一緒にそのまま日大に進学するというのが普通の流れでした。「でも、このまま大学行って自分は何をするんだろうなぁ?」と漠然と思っていた自分もいて。高校3年のときのクラスの担任に相談したら、「歯科技工士という仕事も面白いかもしれないよ」と紹介してくれて。それが技工士という職業を知ったきっかけですね。


当時通っていた予備校に、歯科技工所を経営している方と知り合いだという人がいて、その方のご紹介で実際にラボの仕事場を見に行かせてもらいました。子供の頃から細かいものを作るのが好きだったので、面白そうな仕事だと思いましたね。その技工所の社長さんが「歯科技工士は独立開業しやすい仕事だよ」と仰っていたことを今でもはっきりと覚えています。

それで、日大ではなく歯科技工の専門学校に進学したんですか?
― はい、そうなんです。専門学校の夜間部に通いながら、昼間は歯科技工所でアルバイトをしていました。最初のアルバイト先は保険技工がメインのラボでした。1年くらいたった時に他のラボも見てみたいなぁと思って新しいアルバイト先を探していたら、たまたま自費メインのラボに見学に行く機会があって。実際に作っていた技工物を見せてもらった時、衝撃でしたね(笑)

それまで自分が見てきた技工物と明らかにレベルが違っていて、圧倒的に上手かったんです。芸術品のように美しかったと言っても決して大袈裟ではありませんでした。

例えば、ポーセレン築盛の技工物だけでなく、ゴールドのクラウンでもとても精巧な溝が入っていて。今まで見てきた技工物とは全くクオリティが違っていました。前のアルバイト先で、自分は何を見ていたんだろうと思いましたね(笑)そのくらいクオリティが月とスッポンだったんです(笑)でも結局、その自費のラボでアルバイトするご縁はなくて、そのラボの社長からご紹介頂いた自費技工メインでやっている他のラボでアルバイトができることになりました。

その新しいアルバイト先は、早稲トレ(現:早稲田CADトレーニング&サポートセンター)の出身者が沢山いて、皆さん口々に、

「もしセラミック技工をやりたいなら、変なクセがつく前に行ったほうがいいんじゃない?」
「仕事を始めてから行こうと思っても、なかなか時間が取れないよ」
「行けるんだったらすぐに行っておいた方がいいと思うよ」

と、早稲トレに行くことを強く勧められました。


平野さんも早稲トレへ?
― 職場の仲間が全員すすめるので、迷いはなかったですね(笑)専門学校の夜間部の3年目を終えて私も早稲トレに行きました。早稲トレ卒業後は、下積み時代にうちに早く手を動かせるようになりたいと思い、最初の就職先は保険の仕事を沢山やらせてもらえそうな大手ラボで働きました。


いよいよ本格的に歯科技工の仕事を始めてみてどうでした?
― 最初の職場は院内ラボで、自費も保険も混在していたのですが、歯科医院を何軒か経営されていたので仕事がかなり多かったです。そこに4年間いたのですが、保険技工は基本的に僕一人がこなしていく状態で。いま思うとかなり大変でしたね(笑)自分の担当する保険の仕事が終わるのが毎日だいたい夜中の24時近くで。でも、院内ラボだったから、実際に患者さんのセットや、治療後の経過が自分の目で確認できるので、とても勉強になりました。

いつかセラミック技工をやりたいという思いが強かったので、自分の保険の仕事が終わってから、夜中に自費技工物のサンプル作りをして、自分の腕を磨いていました。その4年間は休みの日がゼロというメチャクチャな生活でしたが、毎日無我夢中で仕事をしていたので、不思議と辛さは感じることはありませんでしたね(笑)

「“技工所を会社にする”という発想に共感してケン・デンタリックスへ」

ケン・デンタリックスにはどのような経緯で入社されたのですか?
― 当時、仲良くして頂いていた技工士さんが、「松浦賢治さんのラボが求人してるよ」と教えてくれました。その方は「保険の仕事をしながら自費の仕事をするってあまり現実的じゃないから、もし平野君が自費技工の仕事をやりたいんだったら、自費技工メインの環境に身をおかないとダメだよ」とアドバイスをしてくれました。


「たまに自費の仕事を分けてもらってるくらいじゃ、たぶんずっと今のままだよ」と。その言葉が、私の背中をかなり押してくれましたね。「君が陰ながら努力していた姿を見ているし、君なら自費専門のラボに行っても大丈夫だから」って仰っていただいて。

とはいえ、「松浦賢治」と言えば、私でも名前を知っているくらい有名な歯科技工士でしたから、転職に不安がなかったというとウソになりますよね(笑)でも、せっかくの機会なので、自分の知らない世界に飛び込んでみようと思い、覚悟を決めました。


社長の松浦との面接の中ではっきりと覚えているのは、「平野君、これからはCAD/CAMの時代だよ」と言っていたことですね。ケン・デンタリックスがちょうどエベレスト(Kavo社のCAD/CAM)を導入して1年くらいたった頃です。
 
あともう1つ、とても印象に残ってるのが、「平野くんは1日何本くらい出来るの」と、聞かれたので、「1日って何時間のことですか」と尋ね返したら、「おぉ、いいねぇ。そういう意識を持っている人がうちに欲いんだよ」って言ってもらえたことですね(笑)当時は夜中まで仕事をするのが当たり前で、時間感覚が狂っていた人ばかりでしたから。
 
きっと社長にも危機感があったんでしょうね。「そういう時間感覚をきちんと持って仕事ができる人を探していたんだよね」と言われました。ポーセレン築盛をやりたいという僕の希望を伝えると、「それならば、ウチにきたら ”もう嫌だ” というほどやらせてあげる」と、言ってもらって(笑)
 

実は、他のラボにも見学に行っていて誘って頂いていました。でもケン・デンタリックスに決めたのは、人数がある程度いたこと。そして、CAD/CAMが入っていたことが大きかったですね。

そして一番の理由は、このラボをもっと大きくして「会社」にしていきたいんだ、という社長の熱意や考え方に共感したことです。歯科技工所を会社として経営していくという発想は、これまで持ったことがなかったんです。でも、言われてみると「これからの時代は、確かにそうだよな。面白そうかも!」と思いました。


転職された後は、いかがでしたか?
― おかげさまでケン・デンタリックスに転職してから今日まで、毎日、充実した時間を過ごしています。ウチにはあらゆる種類の仕事があるので、好きな仕事をやらせてもらえるんです。私はセラミックをやりたかったので、使わないジルコニアのフレームをもらってその上に陶材を盛って、「自分はできます!見て下さい!」って必死に松浦社長にアピールしました(笑)

「フレームの部分も自分が責任持ちますから、セラミックの仕事をやらせてください」と何度もお願いしていました。するとある日、自分の熱意が伝わったのでしょうか、社長が「平野君、そろそろセラミックの仕事やってみようか」って言ってくれて。いやぁー、あの一言には、しびれましたね(笑)

「会社として”安定して”高いクオリティの技工物を作る」

ケン・デンタリックスの魅力とは?
― 自信をもって言えるのは、こんなに大きな会社なのに、全ての技工物が高いクオリティを維持していることだと思います。しかも技工士の自己満足になるのではなく、ドクターからの評価を重視しているところです。ですので、ドクターとのコミュニケーションを大切にしています。


例えば、もしクオリティの低い技工物になってしまいそうな場合は、事前に「今回の印象で作ると、こうなってしまうかもしれません」ということを必ずお伝えしています。自分が伝えた上でも、今回は現場で調整するので、そのままで作ってほしいという先生もいらっしゃいますので、それはそれでいいんだと思います。大切なことは、事後ではなく事前に、きちんとドクターとコミュニケーションを取っておくことだと思います。もしリスクをドクターに伝えないで作っちゃったら私たちの責任ですが、予めリスクをお伝えしておけばドクターにも納得いただけるので。


平野さんが一緒に仕事をしたいドクターってどんな方ですか?
― どっちが上とか下とかではなく、患者さんのために、お互いの意見を交換できるような、パートナーのような関係でいてくれるドクターと仕事ができると嬉しいですね。「歯科技工士なんだから、お前、寝ないでやれよ」とか、「悪いのは全部ラボのせいだ」という姿勢のドクターではなく、歯科技工士の仕事の大変な部分を理解してくれているドクターの方が、やはり僕たちとしては仕事がやりやすいですから。


他にケン・デンタリックスさんの強みとは?
― うちの技工料はかなりリーズナブルだと思います。いいものを安く、というのが会社の方針です。ですので、少しでも安い材料屋さんを常に探していて、材料費を安く抑えられるように、というような細かいレベルまで努力しています。こういう1つ1つの小さな努力が積み重なれば、やがては大きな結果になります。会社として、それを長年積み重ねているので、「安定したクオリティで、リーズナブルに提供できる」。これがケン・デンタリクスの強みだと思います。

「一人がすべての作業を担当できることが目標」

歯科技工の仕事を「会社としてやる」ということでしたが、技工物の製作は分業でやられているんですか?
― 基本的に分業なのですが、ジョブ・ローテーションをさせて全ての分野の技工をカバーできるような仕組みを導入しています。ケン・デンタリックスの方針として、若手技工士にはジョブ・ローテーションをさせて、全ての分野の技工を経験してもらい、一人で何でも出来るようになれるようにすべきだと考えているからです。さらには、次の工程の理解があってはじめて、今担当している仕事が出来るようになると思うんですよね。

あとは忙しい時に、全員がその作業を手伝える、という意義も大きいですからね。これから業界的に人手が減っていくので、安定した品質で歯科技工物を作るためには、そういったスタイルが不可欠だと考えています。これも、大手ラボだからできることなんだと思います。

ラボの雰囲気を見ていると、とても働きやすそうな職場だなと感じます。
― そうですか、ありがとうございます。率直に、嬉しいです(笑)ウチは、かなり働きやすい環境だと思いますよ。世の中の普通の会社と比べても、ケン・デンタリックスはかなり働きやすい会社だと思います(笑)

働きやすいように、何か工夫をされているんですか?
― たとえば有給休暇も全員が取れるように仕組みが整っていますし、評価や昇給に対する透明性を保つため、独自の評価システムを整備しています。また勤務時間でいえば、新卒から2年目くらいまでは、18時に帰ってもらっています。3年目以降になると仕事の難易度が上がってくるので、どうしても少し帰りの時間が遅くなる日もありますが、でも会社として、早く帰宅するようにしようというスタンスは、かなり強く持っています。


そこまで働く人の立場で、制度を作っているのは、技工業界では珍しいですね。
― やっぱり長く働くためには、無理をしすぎるとダメですよね(笑)松浦がいつも言っているのですが、技工士として着実に成長しながら長く働けるように、ということを強く意識しています。そういった制度や考えを持っていることが、安定した仕事につながり、クリニックの先生や患者様からの信頼につながると、我々ケン・デンタリックスは考えています。

おそらく自分が新卒の技工士だったら、今は迷わずケン・デンタリックスを就職先に選びますね(笑)あらゆる種類の仕事があるし、希望を言えばやらせてもらうチャンスが沢山転がっています。もちろん現実的に、全員の希望を聞き入れるの難しいですが、私は上司として「若手技工士の希望に耳を傾ける」ということを、ポリシーとして貫いています。

現在でも約70名と、かなり規模の大きな歯科技工所ですが、これからもっと拡大を目指していくのですか?
― はい。まだまだ成長していきますよ(笑)仮に、現在の倍の人数がいたら、もっとお互いにサポートしながら、柔軟に仕事ができるようになります。ただその一方で、これからさらに機械化を進めていきますから、生産性はもっと上がっていくでしょう。そう考えると、倍とはいかずとも、まずは来年か、再来年に100名くらいの規模になるといいかなぁと思いますね。あとは、新卒採用にも毎年力を入れています。これは、今いる新卒の子が、上司になり、管理職になって成長するためにも、大事なことだと思っています。

「歯科技工士は成長し続けられる仕事」

歯科技工士の仕事をやっていて、どんなときが楽しいですか?
― それは、患者さんの喜んだ顔を見た時や、先生から患者さんが喜んでいたよと聞いた時です。患者さんが歯を入れて鏡を見ると「わぁ!」とか「すごい!」って言ってくださるんですよ(笑)それ聞くと「よし!」と思いますね。作ったものがちゃんとお口の中に入っている、そのこと自体が嬉しくなります。


あとは、自分の目で見た時に、「すごいよく出来てるな!」と思えたときは嬉しいですね。でも、見た瞬間はよく出来ていると思えても、写真に撮ってもう一回見直すと、「まだまだ改善の余地があるな」と、思っちゃうんですよね。

もちろん患者さん、クリニックの先生にとっては、ほとんど気付かないような差かもしれません。でも、やっぱり自分自身も、「最高の仕事ができた!」と納得できて、それと同時に患者さん、先生にも喜んでいただける。その両方を全ての仕事で達成できることが、歯科技工士として目指す場所です。改善はしようと思ったら、いくらでも追求できる世界。終わりはありませんので、どこまでも成長できる。本当に奥が深く、最高に面白い仕事だと思っています。


最後に一言メッセージをお願いします。
― 僕はいま、高校生に戻ったとしてもきっと歯科技工士をやると思います。そう思える仕事ができていることは、本当に幸せだと思いますね。技工物を作り上げたときの達成感も、うまくいかないときのイライラも楽しい。結果さえ出ればどんなアプローチでもいいので、無限の選択肢があるんです。それを考えることも楽しいし、それについて人と話すことも楽しい。20年やっても飽きることなく、常に成長意欲をもって取り組める、本当にやりがいのある仕事だと思います。

どうもありがとうございました。

編集後記/高崎
歯科技工士として、20年のキャリアを持つ平野さん。インタビューを通じて、仕事への「愛」が溢れる方だった。歯科技工の世界は、職人の世界とも捉えられがち。しかし、ケン・デンタリックスは、会社組織として、チームとして質の高い仕事をし、それと同時に働きやすい環境を実現している。「やろうとしている」のではなく、すでに会社として「できている」ことは特筆すべきことだと思う。

技工物種類 対応
可否
保険FMC
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チタン冠
インプラント(ストローマン)
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デンチャー(保険)
デンチャー(自費)
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