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ものにならなかったらやばいという必死さはずっと持っていた

－ 長岡さんは、どのような経緯でラボの経営者になられたのですか？
もともと父がこの技工所を経営してたんです。私は歯科衛生士として歯科医院で働いていたのですが、父の引退後に経営を引き継ぐことにしました。実は昔、歯科技工士になることも考えたことがあったんですよね。でも技工士の仕事ってセンスの塊みたいな仕事じゃないですか。もしかすると自分には向かないかもしれないと思って歯科衛生士を選んだんです。

正直、いざ技工所を経営してみると想像以上に大変なことが多いですね（笑）でも幸い、働いてくれる技工士や仕事仲間に恵まれたのがラッキーでした。ウチのラボは人間関係はめちゃくちゃイイですし、無理なく一生働ける職場にしたいと思っているんです。なので実際に、皆さん辞めていないですし、居心地はすごくいいんだと思います。 最近は女性の歯科技工士も増えているので、今後は子育中の女性が働きやすいような環境づくりに力を入れていきたいですね。

ウチのラボは技工士の人柄だけじゃなく技術も高いので、ぜひ興味を持って頂いた歯科医師の方から仕事のお声がけ頂けると嬉しいです。ウチのラボを詳しく知って頂くためにも責任者の麻生の話をぜひ聞いてみて下さい。

審美性と機能性を両立させる！

－麻生さんは、なぜ技工士に？
こういうインタビューは、初めての経験だから緊張しますね（笑）えっと、歯科技工士になったのは、ありがちな理由だと思うのですが、子供の頃からモノづくりが好きだったからですね。僕が歯科技工士になってもう30年ほど経つのですが、高校生の頃に特に明確に何かやりたいことがなかったので、好きなモノづくりを仕事にしようと思って歯科技工の専門学校に行くことにしました。自分が入ったのは共生会という学校だったのですが、授業がかなり厳しくて、在学中にかなり鍛えられましたね（笑）

今の職場である東洋デンタルは、全てをデジタル任せにせず、最後は手作業で精度よくキレイに仕上げるというスタイルなので基本的な技工スキルが必要不可欠なんです。そういう意味では、もう30年以上も前の話ですが当時専門学校で厳しく学んだことが今でも役に立っている気がします。

特にウチのラボが一番こだわっているのは、見た目の美しさ、審美性なんですよね。様々なメーカーの材料を使い分けて、ステイニングなどにも気を配りながら、天然歯と見分けがつかないレベルの自然な色味を出しています。また、隣在歯と馴染むように製作するだけでなく、かみ合わせの機能性や形態にもこだわっているので、自分たちで言うのも何ですが、技工料以上のクオリティを感じて頂けると思います。

常に緊張感を持って仕事に取り組む

僕が今担当している先生の中にすごく厳しい方がいるんですよね。その先生は厳しいだけでなく形成が本当にお上手なんです。技工物を作って納めるこちら側もすごい緊張感しますし、模型を届けるときに今日は何か指摘されるんじゃないかと毎回緊張感があります。

でも、こちらも納品前に何度も確認して「これなら大丈夫だ」という技工物を持って行ってるので、たまに褒められることがあるんですよね。また、その「たまに」が嬉しいんですよね（笑）今後も先生たちの期待に応えられるように、なぁなぁにならずに緊張感を楽しみながら、質の高い技工物を作り続けたいと思っています。

割れない技工物を作る

－デジタルを積極的に活用されているそうですね。
はい。ウチではストローマンのデジタルシステムを導入しています。最初は慣れるまでかなり大変でしたが、今ではデジタルに関するノウハウも蓄積できて、技工物が割れたりすることもなくなりましたね。ごくまれにクリアランスがない時は割れてしまうことがありますが、そういう時には事前に先生に割れてしまう可能性をお伝えして、対応方法をご相談させて頂いています。

もちろん先生にそのまま作って欲しいと言われれば、できる限り割れないように細心の注意を払って製作します。さすがに技工士としてこれは厳しいと判断される時には、こちらから先生に再製をお願いすることがあります。結局そうすることが患者さんにとっても先生にとっても、もちろん技工所にとってもプラスの結果になりますからね。

デジタル導入で働く環境が改善！

－デジタルの魅力って何ですか？
技工物の質が安定しやすくなったことですかね。あとはやはり働く時間は本当に短くなりましたね。歯科技工士は今まで当たり前のように徹夜をしながら仕事をしていたと思うのですが、アナログで毎日夜遅くまで働かなきゃいけなかったのが、デジタル技術が普及したおかげで一気に変わりました。

実際の労働時間に換算すると１日３～４時間は減っているんじゃないでしょうか。昔は歯科技工士といえば午前様は当たり前でしたが、デジタルを入れてからは、忙しい時はあるにしても平均すれば８時には帰宅できていると思います。

今やデジタルはラボにはなくてはならない道具になっています。新しくラボに入社して働きたいという方もデジタルが導入されていることで、かなり就業環境が改善されるので安心して働けることになりますし。

優しい人ばかりで居心地最高の職場です

僕は東洋デンタルには新卒で入って、３０年以上に渡ってずっと勤めています。技工士って一般的には人の入れ替わりが激しいんですけれども、僕が入った当時からほとんど人は辞めないですね。

ですので、やはりウチは長く働きやすい環境なんだと思いますね。一緒に働いている人も本当にみんな優しいですしね。

僕が技工学校に入学したのはちょうどバブル期だったんですけれども、その頃はこのラボも夜中までやるのが当たり前で、ときどき泊まりもあったそうです。

でも僕がここに入った時はそこまでではなくて最初の３ヶ月間は試用期間で６時帰宅、試用期間後は２１時や２２時に帰るという感じでした。その後１～２年の間はけっこう忙しかったですが、他と比べてもお給料も良くて、辞めたいと思ったことは一度もないですね。

やはり職場の仲間が穏やかなのはいいですよね（笑）落ち着いた雰囲気で仕事ができますし。先輩にも分からないことがあれば何でも聞ける、ウチにはそういう雰囲気がありますから。僕自身は他人に教えるのが得意ではないんですけれども、でも先輩のそういう姿は見てきましたから、自分もそうありたいなとは常々思っています。

充実した技工士人生が過ごせる

－昔にタイムスリップしたら技工士になりますか？
うーん、そうですね（笑）きっと同じように歯科技工士になると思います。そして、もっと最初から自覚を持って一生懸命勉強すると思います。まあ誰もが、「あぁ、もっと昔にちゃんとやっておけばよかったなぁ」と思うものなのかもしれないですけれども（笑）

僕はなんとなく、ここで一生働くんだなと思って働き始めたんですけれども、そうじゃない人もいっぱいいると思うんですよね。何年後には独り立ちする、と決めて入社する人もいるでしょうし。確かに就職する時に同級生のみんなが持ってたイメージでは、２～３年最初の技工所で働いて、次に院内ラボでまた２～３年働いて、そして独立する、というものだったように思います。

自分の場合、このラボに入ったときから雰囲気が良くて、忙しかったけれどお金もよくて、同僚の人柄もよかった。頼れる先輩もいた、それでなんとなくなあなあで、ぬるま湯できてしまった感もあるんですよね（笑）

そこは僕の後悔であるとともに、環境に恵まれていたということでもあります。ラボのトップを務める今の自分役割は、職場の仲間に恵まれた就業環境を維持し続けることだと思っています。

そのためには、今やっていることをやり続けるだけではダメで、デジタル技術にしろ、最新のものに常に取り組んでいくことが必要だなと思っています。ぜひ、一人でも多くの仲間が増えると嬉しいので、今の職場の人間関係に悩んでいるような人は、絶対にウチは居心地が良いので、ぜひ気軽に見学にお越しください！

◆取引先歯科医院の声：『東洋デンタルさんをオススメします！』

『 東京都世田谷区の長岡歯科院長の長岡です。東洋デンタルさんは経験豊富な技工士が揃っており技工物のクオリティに当たり外れがなく助かっています。毎回、審美性が高くピッタリとセットできる技工物を作ってもらえるので治療が楽しくなります。東洋デンタルさんは職人気質の技工士さんが多いところも私は好きです。私は自信を持って、東洋デンタルさんをオススメします。』