
歯科レントゲン業界を牽引するVatech社が開発した
ジルコニアディスク「Perfit ZR」
GK4 EC Shopで取り扱っているジルコニアディスク「Perfit ZR」。 かなりオトクな価格になっているので、気になっている方も多いと思います。ただ、興味があっても新しいディスクを使い始めるには、いろいろと心配事が尽きないものものです。
そこで技工士ドットコムにインタビュー記事を掲載中の ケン・デンタリックス株式会社(東京・文京区)様 にお願いをし、実際に「Perfit ZR」を使って製作をしていただき、技工士目線でのディスクの使用感を伺ってみました。
今回使ったディスクは、こちらの【TSML A1 φ98×18mm】

前歯・臼歯単冠、ブリッジ(3本まで)
φ98mm
曲げ強度:歯頸部1,100MPa~切端800MPa
透過率:歯頸部46%~切端50%
そして今回、設計し「Perfit ZR」のディスクで製作をしてくださったのは、
ケン・デンタリックス株式会社 CAD/CAMデザイン部 部長の 奥寺 育朗さん

── 本日は忖度なくお話を伺えればと思いますので、宜しくお願いします。まず始めに、今回こちらの「Perfit ZR」のディスクを使って数症例製作いただきましたが、仕上がり具合や製作工程でどうでしたか?
今回単冠を作ったんですが、単冠って削る分にはどのディスクを使ってもそんなに差は出ないのですが、今回の「Perfit ZR」は削りあがってきた時に、すごくきれいに見えたんですよ。 今まで見てたものより透明感が強くて、きれいな白だなと思って。
透明感が強いディスクってチッピングしやすかったり、強度が弱かったりするんですけど、今回1本もチッピングしたものはなくて。 使い勝手がよさそうなディスクだなと思いました。

── 好印象ですね笑 逆に、気になったことはありませんでしたか?
焼成の最高温度と時間ですかね。
今ラボで使っているディスクと比べると、最高温度が50℃ほど高く、また時間も少し長めでした。
(編集部注釈:「Perfit ZR」TSMLシリーズのメーカー推奨目標温度は1530℃)
そのため、他のディスクと一緒の焼成は無理でしたね。
いろんな種類のディスクを使ってるラボさんによっては、その辺が気になるかもしれないですね。
── 他はどうでしたか?
(今回単冠しかやっていないので)連結になった時の強度とか変形には興味がありますね。どこまでの連結がいけるのか。 ロングスパンいけると言っているディスクでも、実際変形したりするので。
この「Perfit ZR」ディスクは見た感じ、2本、3本くらいなら全然問題なさそうな気がします。

── どんな用途に使うのに向いていそうでしょうか
ジルコニアを前歯に使うことに難色を示される先生も多いですが、この「Perfit ZR」ディスクのものは前歯でも全然問題ないくらい綺麗だなと。
── ジルコニアのディスクを選ばれる時に、技工士目線で重視されるポイントはどこですか
国産か海外製かはあまり気にしませんね。色もステインしちゃうので、マルチレイヤーで何層でも正直変わらないですし笑 それより、価格と変形のしにくさを重視しますね。
この「Perfit ZR」ディスクは綺麗に焼けているし、チッピングもなかったですし、価格も安いらしいので使い勝手は本当に良いと思います。

── 本日は貴重なご意見を聞かせていただき、ありがとうございました!
今回ご紹介した商品はこちら
Vatech Perfit ZR TSML A1 φ98×18mm

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