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知識や技術を磨き、スキルを高め、経験を積むことで、将来的に自分で新たな歯科技工所を開設したり、自宅で個人開業をすることも可能です。 そして、独立開業することで、
・自由なライフスタイルを実現できる
・自分の努力、頑張りに応じて収入も無限にアップ
など、雇用されていた時にはほぼ不可能だったことも、実現可能に!
時間外労働が多いと言われる歯科技工士にとって、自分で働き方をある程度決められる、というスタイルは大きな魅力です。
実際に独立起業するにあたって、まず念頭に入れるべきことは、経営方法や金融機関からの資金繰りでしょう。しかし、それ以外にも留意しておくべき点がいくつかあります。
ここでは、その留意点について確認していきましょう。
しっかりと経験を積み、歯科技工士としての基盤を固める
歯科技工士の資格取得後は、まずは歯科技工所、院内技工室などに勤め、しっかりと経験を積みましょう。知識や技術を磨き、スキルを高める。職場の仲間や取引先の歯科医院から信頼を得ることで、独立への確かな自信にもつながります。稀に養成学校卒業後、すぐに開業を希望する方もいらっしゃいます。ですが、まずは他の技工所に勤め修行を積むことが第一と言えるでしょう。
歯科医院、ドクターとの信頼関係を築く
個人開業する上で、歯科医院とのつながりは非常に重要。そのため、下積み時代からしっかりと信頼関係を積み重ねていく必要があります。ドクターの希望、要望に応え、より良い提案をする。ドクターの期待以上の仕事をすることで、自然と信頼関係は築かれていくでしょう。
一度ドクターに信頼してもらえると、継続的に仕事の依頼がもらえるだけでなく、他の医院を紹介してくれることもあります。
日頃からしっかりとコミュニケーションを取り、ドクターにとって信頼できるパートナーになることで、独立直後も多くの仕事に恵まれるでしょう。
また、ドクターによって「技工物のどこに重きを置いているか」を見極めることも大切です。
適合性や隣接面、形状など、ドクターの好みを把握し、より希望に応えられうような技工物製作を心がけましょう。
ドクターに沿った仕事をすることで自ずと信頼関係は育まれますし、将来的な仕事にも必ずつながります。
気軽に相談し合える仲間を作っておく
経営や技工業界の情報について、独立後も気軽に相談できる技工士仲間の存在は重要です。近年、進化しつつある業務のデジタル化やそれに準ずる機器、最新の資材の情報を積極的に交換し合い、情報を仕入れる。日々の情報収集が、技術のアップデートや新しい取引先改革にもつながります。
下積み時代にしっかりと人脈を築き、人間関係の基盤も整えておくことで、独立後も時代から取り残されることなく、安定した仕事が行えるでしょう。
技術とコミュニケーションの両立が独立への要
近年は、20代後半から30代という、比較的若い年齢層で起業される方もいらっしゃいます。「早く独立して、自分のラボを持ちたい」という方は、資金繰りと並行しながら、しっかりと人脈を築いていきましょう。
どの業界でもそうですが、人間関係は大きな要。技工のスキルアップはもちろんですが、人脈もしっかりと作る。それこそが、独立開業後もより最適な環境で、スムーズな経営につなげるためのポイントです。