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比較する最新10機種と6つの特徴まとめ
比較スキャナー10種
・★3 shape社のTRIOS4・★デンツプライシロナ社のセレック プライムスキャン
・プランメカ社のエメラルド S
・★ヨシダ社のコエックスi500
・★アラインのiTero エレメント 5D
・★ヨシダ社のトロフィー 3DI ビヨンド
・デンタルウィングス社のVirtuo Vivo
・GC社のアドバ(Aadva) IOS200
・Vatech社のEzScan
・★シャイニング3D社のAoralスキャン
特徴まとめ
・滅菌可能・タッチスクリーン
・ワイヤレス
・虫歯探知機
・CAD機能搭載
・購読料
・維持費
※★がついている製品は国内ディーラーから購入可能
前回同様、今回もIDDの報告書を元に、技工士ドットコムが調査を行っています。
それでは早速、見て行きましょう!!
3 Shape社のTRIOS4(トリオス4)
・10種の中で唯一の完全ワイヤレス対応機種・1つのチップが150回まで滅菌可能
・虫歯探知機つき(虫歯を探知するには2回スキャンが必要)
・タッチスクリーン対応
・維持費がかかる
製品説明
今までの機能にはなかった、う蝕検出サポート機能を追加。歯面のう蝕の可能性を見つけ出し、医師の診断をサポート。1回の充電で、従来の2・3倍の患者のスキャンが可能に。スキャナーの重さはそのままで、使いやすく快適性をさらに兼ね備えたワイヤレスイノベーションに。
デンツプライシロナ社のセレック プライムスキャン
・虫歯探知機能なし・スキャナーはワイヤレスでは無いが、カート自体はワイヤレスのため60分程度であればプラグを差し込まなくても使用可
・タッチスクリーン対応
・CAD機能搭載
・維持費はかからないがセレッククラブの追加加入がおすすめ
・チップは3種類ある(滅菌不可・50回まで滅菌可・単発使用)
製品説明
1秒に1,000,000 3Dポイント以上のデータ処理を行う高精度のスマートピクセルセンサーで、ダイナミックで奥行きのある完璧ともいえる画像処理が可能に。また特許を取得したテクノロジーによって短時間で大容量のデータを処理できる知能構造を実現。1つ前の製品から使い勝手もさらに改良され、ジェスチャー操作ができるように。最新のソフトウェアで、ワークフローが最適化されたことによって、自動で写り込んでしまった不要なデータを除去。
プランメカ社のエメラルドS
・USB対応スクリーン・ワイヤレス機能なし
・虫歯探知機つき(透光・徹照のみ)
・CAD機能搭載
・追加維持費なし
・チップは300回まで滅菌可
製品説明
プランメカ社の最新製品エメラルドSは、1つ前の機種をさらに強化したバージョンの口腔内スキャナーです。スキャナーのユーザビリティと優れた速度と精度をさらに改善し、次世代レベルの機能性を搭載。
メディット社のi500
・USB対応スクリーン・ワイヤレス機能なし
・虫歯探知機能なし
・CAD機能未搭載(スキャンのみ可)
・維持費はかからない(※クラウドストレージが10GBを超えると月額料金がかかるので注意)
・チップは20回まで滅菌可
製品説明
Medit社のi500は、価値、効率性、生産性の3つの特性をもつ最新口腔内スキャナー。 驚異的なスピードとパウダーレスシステムを備えたi500は、スムーズなスキャン体験を実現し、ターンアラウンド時間を短縮。歯科医院の生産性を向上させます。i500には多様なアプリケーションを備えているため、患者様のニーズを確実に満たすことができます。 CAD/CAMシステムが提供する、作業効率を上げ、適合の問題を心配する必要がなくなるでしょう。
アラインのiTero エレメント 5D
・タッチスクリーン対応・ワイヤレス機能なし
・近赤外線(NIRI)による虫歯探知機能
・CAD機能未搭載(スキャンのみ可)
・維持費かかる
・チップは滅菌不可
製品説明
歯科診療を新次元へと導くプラットフォーム,患者様とのエンゲージメントを向上させデジタルワークフロー化を促進します。 アイテロは1歩先を行く診療を行います一度のスキャンで簡単に視覚化機能を利用でき、診断・補綴・矯正のワークフローに特化した最新スキャナーです。
iTero エレメント5Dは、口腔内スキャナーとして初めて近赤外光画像(以下、NIRI)技術を搭載し、歯牙の内部構造をリアルタイムでスキャンできるハイブリッドな性能をもつ。最新のNIRI技術によって、歯牙構造を可視化し、隣接面のう蝕早期発見を実現。NIRIや口腔内カメラの他にも、タイム・ラプス・アウトカムシミュレーター・プログレスアセスメントのようなインビザライン限定のアプリケーションも標準で装備されています。
ヨシダ社のトロフィー 3DI ビヨンド
・USB対応スクリーン・ワイヤレス機能なし
・虫歯探知機能なし
・CAD機能搭載(単純な機能のみ)
・維持費はかからない(ケアプランに加入することが強く進められる)
・チップは60回まで滅菌可
製品説明
トロフィー 3DI ビヨンドは前回のバージョンからさらに改良し、圧倒的な効率化を実現。スタジオF.A.ポルシェともコラボし、スキャナーのデザインにも惜しみなく力を入れている。
患者さまと、クリニック両者にとって最適なワークフローで、シェードマッチング・タッチスクリーン機能も搭載。優れた機能性だけでなく、快適さにもこだわっている。
人間工学に基づいたグリップにより、バランスの取れた形で歯科医師たちのスムーズな治療をサポートします。スキャナーの落下を防ぐため、リストストラップも採用。シングルアーチを30秒でスキャンできるので効率性も格段にアップ。印象データををラボや、サードパーティに送信。たったワンクリックで 直接ソフトウェアインタラクションを実現。
デンタルウィングス社のVirtuo Vivo
・タッチスクリーン対応・ワイヤレス機能なし
・虫歯探知機能なし
・CAD機能搭載(単純作業のみ)
・維持費がかかる
・チップは250回まで滅菌可
製品説明
歯科医師が使いやすいようにコンパクトで軽量のハンドピースを採用。今まで患者様にとって不快だった印象も、いとも簡単に取得した高精度のデジタルデータに置き換えます。
先端チップを取り外し、滅菌も最高250回まで可能で、衛生面にも配慮。最新のヴァーチュアヴィヴォはノートパソコンへの接続をも可能に。カートタイプと併用することにより治療のシチュエーションに応じて使い分けることができます。本物の口腔内のような色味を映し出し、チェアサイドでデザインから製造までをもサポートします。
GC社のアドバ(Aadva) IOS200
・USB対応スクリーン・ワイヤレス機能なし
・虫歯探知機なし
・CAD機能搭載(単純作業のみ)
・維持派はかからない
・チップは250回まで滅菌可
製品説明
日本ではまだ未発売の製品だが、ヨーロッパや、欧米では順次発売を開始していく予定の注目の製品。口腔内で撮りまわしのしやすいようにチップの部分が小さくなっている。口腔内に入れた時に、ヘッドの部分が結露しないように、事前に温められるような仕組みになっているため、ダウンタイムをより縮められるように工夫がされている。形成などで使用するハンドピースを意識して作られているため、他のメーカーと比べても、細身でペンのように持てる。
Vatech社のEzScan
・USB対応スクリーン・ワイヤレス機能なし
・虫歯探知機なし
・CAD機能未搭載(スキャンのみ)
・維持派はかからない
・チップは30回まで滅菌可
製品説明
イージースキャンは、スキャナーの重さの軽量化にこだわり、165gと他社製品と比べても軽く使いやすい設計となっている。スキャナーのサイズも小さいので、口腔内での操作もしやすく使いやすい。USB対応も可能なので、ノートパソコンや、デスクトップに接続できる。
シャイニング3D社のAoralスキャン
・USB対応スクリーン・ワイヤレス機能なし
・虫歯探知機なし
・CAD機能搭載(スキャンのみ)
・維持派はかからない
・滅菌可
製品説明
オーラルスキャンは他社製品と比較してもリーズナブルで手に取りやすい製品。この製品の最大の特徴は、AI機能が埋め込まれているため、ソフトウェアが映り込んでしまった不要なデータなどを自動で識別し、取り除いてくれる。またリトレーシング機能も付いているため、スキャンがうまくいかなかった部位に、もう一度戻ってスキャンをし直すことも可能。
いかがでしたでしょうか?
前回の記事では価格帯などを紹介して行きましたが、今回の記事から価格設定が高い口腔内スキャナーほど多くの機能が搭載されていることがわかります。購入を検討されている方は、価格を重視するのか、機能を重視するのかで、購入するスキャナーの選択肢が大きく変わります。政府が新たにデジタル庁を発足したことにより、今後もあらゆる業界で着実にデジタル化は加速していきます。
歯科業界も例外なくデジタル化は進み、治療を効率化・高度化する出来たる危機が今後ますます普及していくため、口腔内スキャナーに代表されるようなデジタル機器を積極的に検討することが望ましいでしょう。