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この記事では、開業場所が決まったあとに、「あなたがすべきこと5選」というテーマでお届けします。 (参考)開業までにやるべきことの全体像はこちらになります。 開業場所がまだ決まっていない方は、「第2章. 開業のプロが教える、開業場所の見極め方」をご覧ください。
費用を抑えるための家賃交渉
「家賃なんて安くなるの?」と考える人もいるかもしれませんが、家賃交渉は多くの物件で可能です。もちろん、必ず安くできるというわけではありませんが、「上手く」交渉することで費用を抑えられたケースは山ほどあります。おすすめは、この時点で知識と経験のあるコンサルタントとタッグを組み、交渉を有利に進めること。当然ですが、家賃交渉1つにおいても、「通りやすい提案」「拒否されやすい提案」があります。その知見のあるなしで、結果は大きく変わってしまうのです。 ここで1つ注意しておいていただきたいのが、いわゆる「不動産コンサルタント」に頼ることはおすすめできません。なぜなら、彼らは医院経営のプロではないからです。
1から10まで総合的に見てくれる、歯科医院専門のコンサルタントと契約を結ぶべきです。物件のオーナーに、「よく分かっているパートナー、コンサルタントがいるんだな」と思ってもらうことで、交渉もよりスムーズに進みます。
開業費用を抑えるためにすべきこと
近年、開業費用は格段に高くなってきています。それは、高額な診療機器を導入することが当たり前になってきているからです。CTに1000万円程度、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)に500万円程度、レセコン、インプランターと考えると、かなりの金額になります。そのため初期費用は、昔に比べたら1000万円以上は増えているのが現状です。開業するのにお金がかかるため、初期費用の設定は高く見積もっておきましょう。
開業費用を最小限にする方法とは?
「できるだけ開業費用を抑えたい!」というのは、すべての方に共通することでしょう。そのためにすべきことはシンプルで、「ディーラーに相見積もりをする」こと。これをやらない人は、100万円、200万円単位で損していることを自覚すべきです。相見積もり1つで、大きく開業資金を抑えることも可能になります。なので「必ず」ディーラーに、相見積もりすることを忘れないでください。
ディーラーと相見積するにあたって
ディーラーと相見積をするにあたって気をつけるべきポイントがあります。それは、その土地によって、「ディーラーのテリトリー」があるということです。ここは注意をしなければなりません。テリトリーの状況を的確に見極めた上で、しっかり交渉しましょう。※テリトリーについては、地元の業者さんに聞けば教えてくれます。
情報収集が鍵!どの営業マンと相見積をすべき?
意外と知られてはいませんが、実は、営業マン単位で、下げられる金額が決まっています。例えば、「ディーラーの担当者Aさんは、この金額まで」「でもBさんなら、もっと下げられる」など、外からはなかなか見えない裏のルールがあるんです。もちろん、会社によって違いますが、活躍している営業マンほど、大きな値下げの権限を与えられています。つまり「どの営業マンにお願いするか」が、極めて重要。場合によっては、数百万円単位で費用を抑えられることも。
面倒だと思わずに、相見積する相手は慎重に選びましょう。「そんなこと言われても、誰にお願いしていいか分からない!」という方は、こちらからお気軽にご相談ください。
令和時代/コロナ時代のベストな集患方法とは?
ホームページの適正価格は?
正直なところ、ホームページはまともな業者に頼めば、どこに頼んでも大きな差はありません。大切は「適正価格はいくらか」を知ることです。結論として、28万円ほどが妥当な金額だと私達は考えています。業者によっては、50-60万円のケースもあれば、120万円の5年縛り(月額2万円を60ヶ月)とするところもあります。あなたが依頼しようとしている業者が、妥当な価格かどうか注意しましょう。
ホームページは定期的に作り変えるべき?
そして、ホームページは5年に1度作り変えるべきです。開業から5年も経つと、医院の診療方針や院長の考え方がよりクリアになってきます。医院の魅力を改めて伝えるため、そしてその時々のトレンドとなるデザインを取り入れるためにも、5年ほどでホームページを作り変えることをおすすめします。内覧会の必要性と費用
ホームページ作成にプラスして、内覧会も必ず実施してください。費用は120-150万円が相場です。内覧会を実施することで3日間で40人、多ければ100人以上の予約が入ります。患者1人あたりの単価は、1回あたり1万2000円となりますので、損をすることはほぼあり得ません。「内覧会は自分たちでやる」という方もいらっしゃいますが、現実的にはかなり難しいのが実情。その道のプロに任せましょう。
※内覧会についても、別途記事を作成予定なので、そちらも楽しみにお待ちください
開業スタッフを採用する上での注意点
開業時の求人は60~70点を目指しましょう
開業時の求人は、70点の人材を採用できれば大成功と考えるべき。限られた時間内で採用しないといけないため、100点満点の理想的な人材を採用することは、ほぼ不可能だとお考えください。求人を出すのは、開業の3ヶ月前からで良いでしょう。スタッフの組み合わせはどうすれば良い?
開業当初は、ドクター、衛生士2人に、歯科助手兼受付1人がスタッフの組み合わせをおすすめします。しかし現状、歯科衛生士を採用することは難しく、正社員ではなくパートで衛生士を採用することも想定しておきましょう。歯科衛生士は、保険点数も取れる「貴重な戦力」とも言えますので、必ず採用しておきたいところです。実際に、スタッフに働き始めてもらうのは開業の1、2週間前からで良いでしょう。
スタッフの給料の決め方
もちろんですが、今は低い給与を提示しても人は集まりません。開業予定エリアの平均的なスタッフのお給料を検索してみましょう。グッピーなどで検索すれば、簡単に分かります。大切なのは、周辺競合の給与の中でも「高い金額」に合わせて決めることです。ここをケチってしまうと良い人材は集まりません。必要な投資と考えて、人件費は競合よりも少し高いラインに設定しましょう。
開業に必要なチェアの台数と値段とは?
開業した当初は、チェアは2-3台あればいいでしょう。安い買い物ではありませんので、最初はそのくらいの台数をおすすめしています。やがては、郊外の歯科医院ならば6台のチェアを。予防ではなく、治療中心の医院を開業するなら、30坪で5台ほどのチェアを置くことをおすすめします。5台チェアを置ける広さがあるのに、3台設置からスタートすると、チェア2台分のスペースができます。そこをキッズスペースにするなどして、有効活用しましょう。 また、チェアにも比較的購入しやすいものから、高価なものまで様々な種類があります。私たちがおすすめするのは、1台は治療用の高級チェア(400万円-500万円ほど)を置き、残りは安めのチェア(200万円くらい)を設置するというスタイル。このやり方ですと、患者さんにしっかりとした治療を提供しながら、費用を抑えることも可能になります。
高級なチェアを1つでも置くことのメリット
高級なチェアを1つ置くだけでも治療の質が格段に変わってきます。歯を削る際の安定感も違いますし、質の高い治療を提供し、患者さんに満足いただくためにも、治療用のチェアには投資すべきです。こだわる方は、1000万円クラスの高級チェアを使う方もいます。また、歯科衛生士がクリーニングなどに使う場合は、安めのチェアでも結果に大きな違いはありません。
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・開業時にかかる費用は?
・ランニングコストとしていくら準備しておくべき?
・ベストな内装費用はいくら?(優良な内装業者の見つけ方)
・求人で失敗しないテクニック
・銀行融資の前に準備しておくべきこと
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