全国のインプラントを積極に行っているドクターから支持されている、インプラント黎明期からインプラント技工に取り込んできた老舗ラボ。
インプラント技工で、国内屈指の実績と圧倒的な経験を持つ人気ラボ。

株式会社DLP|東京都目黒区

インプラント治療を積極に行っているドクターから厚い支持を受けている、インプラント黎明期からインプラント技工に取り込んできた老舗ラボ。代表を務める工藤 忍氏はインプラント治療の黎明期から全国のドクターと二人三脚で、インプラント技工に関する基礎技術を磨いてきた。今では、技工士だけではなく、インプラントを学びたい若手ドクター向けにも不定期でセミナーを開催している。普段は宅急便メインで仕事をしており、最初のお取引時には、どんな遠方の都道府県でも必ず一度は工藤氏自らがドクターと直接会って打合せをしている。技工物の品質と技工料金のバランスの良さで全国のドクターから支持を受けている。インプラントに注力しているドクターには、頼りになる技工士の一人。

代表取締役
工藤 忍(くどう しのぶ)

1989年 日本大学附属歯科技工専門学校 卒業
1989年 都内技工所 勤務
1997年 株式会社DLP 設立

<その他>
I.O.R.口腔内再構築研修会 所属

歯科技工士という職業を知ったきっかけは何ですか?
― 高校3年まで器械体操をずっとやっていました。ケガの多い選手だったので、最初は鍼灸師とか整体師に興味があったのですが、当時、地元・秋田に専門学校がなくて。仕方なく、同じ医療系の仕事を調べていたら、歯科技工士の仕事に興味を持ったんです。最後の決め手は、実家の援助を得られなくても、自分で働きながら学校に通える夜間部のある専門学校を見つけたことでした。あとは、この職業に就いている人は皆さん同じことを言うと思いますが、子どもの頃からモノを作るのが好きだったので、手先は不器用ではなかったことも、決め手になったと思います。

働きながら勉強するのは大変ではありませんでしたか?
― はい、全然、苦ではありませんでしたね。18歳で東京に上京してきて、都内の大手歯科医院が経営する技工所に勤めながら、日大の技工専門学校の夜間部に入学しました。卒業後はそこにそのまま就職して29歳まで勤めました。みなさん最初は大変だった言うんですが、私の場合は技工士の仕事は最初から楽しくて、辞めたいと思ったことは一度もありません。1、2年生の時は9時から16時まで働いていましたが、3年生は授業がお昼から始まるので勤務時間が短くなり、給料も7~8万ほどに減って大変でしたね。でも、勤務先に寮があって3食付きでしたから、手取りは多くはなかったんですが出ていくお金も少なかったので無事に卒業できました。

駆け出しの時代は、どのような仕事をしていたのですか?
― 最初の勤務先は、コーヌスやアタッチメントのような、クラスプを使用しないデンチャーの素晴らしい技術を持っているところだったので、私は入社してから29歳で辞めるまでずっと、デンチャーの製作に携わっていました。現在では歯科業界ではインプラントがメインになり、コーヌスデンチャーは少なくなっていますが、インプラントでは対応できない症例もあるので、この技術は次の世代に伝承していくべき技術だと考えています。うちのラボにも、今でも年に数件は依頼があり、是非この技術を若い人たちに引き継いでいきたいと思っています。

どのようにインプラント技工の道に進まれたのでしょうか?
― インプラント治療は、僕が前の職場をやめる少し前、だいたい25~30年くらい前にぽつぽつと出てきた感じで、前職では全く経験はありませんでした。ただ、勤務先でご一緒していた同年代の先生が開業することになって、それをきっかけに自分も独立を決めたんです。そうしたら、その先生がインプラント治療を始められるというので、それに合わせて自分もインプラント技工を習い始めてみたのがきっかけです。

― その後、そのドクターがインストラクターにまでなられて、そのドクターのセミナーに来るドクターをご紹介頂けるようになり、結果的にインプラント専門のラボになっていきました。とはいえ、最初はインプラントの知識はありませんから、メーカーが単発でやっているセミナーや、技工所が主催しているセミナーなど、国内で行われているインプラントのセミナーはすべて行きましたね(笑)ただ、実技実習のに関するセミナーがなかなかない。そのうえ、技工士向けとなるとさらに数が少ないんです。ですので今では、うちのラボで技工士向けのインプラント講習会を開催しています。

自費メインのラボへの転換

開業してから、どんなことが大変でしたか?
― 今だから笑って話せますが、開業して1~2年目は、正直、きつかったですね(笑)クライアントは同時期に開業した前職のドクターだけで、そのドクターも最初は大半が保険治療でしたから、結果的にうちも90%以上が保険技工物の仕事でした。3年目には、うちのラボにスタッフが4人ほどいたのですが、保険技工物メインだったので、とにかく技工物を作る回転率を上げて、毎日深夜まで仕事して、週末も仕事をして、それでも仕事が終わらないときもあって・・・みたいな状況でした。そして、ついに5年目にスタッフが立て続けに辞めてしまい、状況はさらに悪くなりましたね。たぶん給料は他のラボより少し良かったと思うのですが、夜遅くまで仕事をしなければならなかったので、スタッフが疲弊してしまったのでしょうね。

― 経営者として「このままではいけない」と思い、ラボ改革に着手しました。不思議なことに、なるべく自費の技工物をメインに仕事をすることを心がけていくと、徐々に状況は改善されていき、インプラント技工の依頼も右肩上がりに増えていき、現在では、保険と自費の割合が昔と全く逆転しています。これは経験者だから言えることですが、夜遅くまで作業しても良いことってないですからね(笑)今は、遅い日でも20時頃にはスタッフが帰れるように気を付けています。

インプラント技工に絶対的な自信あり

インプラント技工のどんなところが強みですか?
― とにかくドクターの方々に、『インプラントのことで僕は分からないことはないです!何でも聞いてください!』と言えることですね。新規の取引先の先生の場合は、必ずプレゼン資料を持って足を運び、具体的に分かりやすく説明しています。「インプラントのことは僕がいるから何も心配いらないですよ」、と伝えています。私は自信過剰な性格ではないので、なにも偉そうに言っているのではないんです(笑)インプラント黎明期から手掛けてきたから、たまたまインプラント技工に詳しいんです。

― 私の場合は、日本には現在、大小30くらいインプラントメーカーがありますが、うちは一緒に開業した先生がインストラクターを務めている特定のメーカーだけに意図的に特化しています。だから、ウチのラボの取扱いのインプラント技工の99%がそのメーカーのものです。今では、どのメーカーでもやり方はほとんど同じですから、別のメーカーのものも扱うことはできるのですが、1つのメーカーに特化することの利点の方が大きいと思っているんです。例えば、そのメーカーのものはうちでは全てのものをストックとして抱えているので、ドクターが困った時や、つまずいた時は、実際にモノを使って相談に乗れることも強みの一つだと思います。

具体的には、どんな相談をされることが多いですか?
― 今はインプラント技工の際に使う材料がすごく複雑になっていて、全てを把握することは結構難しいんです。オールセラミックではe-maxとジルコニアでどう違うのか、とか、ジルコニアでセラミックを盛るタイプと盛らないタイプの使い分けはどうすべきか、とか。なので、材料の違いと適応症例を資料にして持って行って、院内セミナーを開かせて頂き、プレゼンしたりもしています。さらに、うちのラボでは、技工士向けの講習会も開いています。たとえば、スクリューで止めるやり方と普通の補綴物のようにセメントで止めるやり方の使い分けとか、その時の中間構造の作り方は変えた方がいいのかどうかとか、内容的には、超臨床的な内容のものに絞っています。そういった内容のセミナーが世間ではあまりないというのは自分も経験上よく分かっているし、何もなかったら絶対つまづきますから。自分が昔つまづいたことを、今の皆さんがつまづかないようにしてあげたいんです。そんな想いが講習会を始めたきっかけです。正直なところ、講習料で儲けようだなんてこれっぽっちも思っていないので、安い参加費用で開催しています。興味のある技工士の方は、ぜひウチのラボまでお問い合わせ下さい。

先生のパートナーになれる若手技工士を育成する

後進の指導にも随分と力を入れられていますね。
― 気付けば、僕はもう50歳です。だいたい30歳前後で開業されるドクターが多いと思うのですが、今、僕が30歳のドクターと知り合っても、そのドクターが50歳でバリバリやっている時には自分はもうサポートできない年齢になっていますよね。だから、先生がバリバリやっている年代にパートナーになれるように、同年代の技工士に担当させています。若手技工士は、急に担当が増えると不安なことも多いとは思いますが、「悩んだ時や困った時には、僕がバックアップするから心配せずに、全力でドクターをサポートしてこい」って言っています。

若手技工士が褒められることが自分の喜び

― 今では、自分が褒められることよりも、ドクターからウチのラボの○○君が作ったもの良かったよと言われる方が嬉しいんです。もちろん技工士の仕事って、急にバーンと上達することはないんですが、少し上達したらもう少し難しいレベルの技工物を作らせてあげるように心がけているので、先生に褒めていただくことによって自分のラボの技工士たちの成長を感じられて嬉しいんです(笑)若い技工士たちに、レベルアップもさせてあげなきゃいけないし、生活のことも考えてあげなきゃいけない。歯科技工所の経営者としては大変なこともあるけれど、でも、まずは何より、頼もしいスタッフたちがいてくれることは幸せだなと感じます。

― 技工士って、実際に患者さんやドクターから直接良かったよと言葉をかけられたときが一番やりがいを感じると思うんです。だから、ウチの若いスタッフには、そういう声を実際に聞かせてあげるために、たまに飛び込み営業をさせたりしています。自分で実際に仕事を取ってきて、直接にドクターや患者さんの顔を見て、シェードテイキングなどの仕事をすると、仕事に対するモチベーションが上がるんです。やはり、やらされている仕事と、自分からやる仕事って、仕事に取り組むモチベーションが全然違うじゃないですか。

工藤さんが仕事でこだわっていることとは?
― おかげさまでうちのラボは現在、全国からお仕事の依頼を頂いています。普段は宅急便メインで仕事をしており、自分が外に出ることはあまりありませんが、最初のお取引時には、どんな遠方の都道府県でも一度は必ず先生に直接お目にかかることにしています。一度会えば、自信を持ってお任せください、と言えるんです。逆に、一度も会わずに仕事を引き受けることは絶対にありません。そんなわけで今週末も、山梨まで行ってきます(笑)あともう一つこだわっているのは「無借金経営」ですね。スタッフが増えて、この場所に移る時に一度だけ金融機関から少し借りただけで、あとはずっと無借金経営でやってきました。会社の成長スピードが制限されてしまうし、借金できるのも会社の信用だっていう人もいますが、私は「無借金経営」には今後もこだわっていきたいと思っています。また今後はセレックを始め、3Dプリンターや口腔内スキャナーなどのオープンシステムが増え、これはあっちの技工所、これはこっちの技工所、ってデータを飛ばすようになると思いますから、そのときに自分のところにデジタル加工機がないと仕事が回ってこなくなってしまいます。だからデジタル製品への投資がそろそろ必要だなとは思っています。

今後デジタル化が進み、どのように変わっていくのでしょうか?
― 臼歯部はいずれ模型レスになっていくでしょうね。ただ、前歯部については3Dプリンターの精度がまだまだなところはあるので、間接印象をしてしっかり色合わせをするという仕事は残ると思います。ゆくゆくは前歯に特化した技工士だけになるのかもしれませんね。技工士の数は55歳をピークに今もどんどん減っていますから、むしろ、その穴埋めのために、デジタル化で技工士不足に対応していかなければいけないという面もあると思うんです。さらには海外では、1000~2000人規模で技術指導を日本人が行っているところもあり、トップレベルの技工士の技術力は本当に高いと聞いています。今後は海外の技工所との競争にもなると思うので、国内の個人ラボは、徐々に会社化していくのかなと思っています。

編集後記/高崎
終始、穏やかな雰囲気で、いろいろな資料を使って私たちが理解するまで説明してくださる実直な人柄の方だった。料理が趣味で、毎週日曜日にご家庭で中華やイタリアンを振る舞うなど、こだわりの一面も。少し話せば一瞬で分かるくらい優しい人柄だが、近い将来、歯科技工業界にやってくるであろうデジタル化の波に対して、経営者の目線で語る真剣な眼差しが印象的だった。

歯科技工所の基本情報

株式会社DLP|東京都目黒区
〒153-0061 東京都目黒区中目黒5-28-17 ニチエービル2F
<沿革>
1997年 株式会社DLP設立

アクセス

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インプラント(その他)
デンチャー(保険)
デンチャー(自費)
矯正
マウスピース矯正
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自費TEK
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