代表インタビュー ラボの基本情報 症例写真 求人情報
代表取締役
吉沢 夏樹(よしざわ なつき)
2000年 日本大学歯学部附属歯科技工専門学校 卒業
2000年 プライムデンタル
2005年 オリーブデンタル
2009年 アシストワン
2012年 マスターセラミストスクール 卒業
2013年 新横浜歯科医院
2020年 DENTAL LAB SUMMERTREE 開業
2022年 スマイルクリエイション 開業
日本口腔インプラント学会専門歯科技工士
僕でもなれた歯科技工士
− 吉沢さんが技工士になろうと思ったきっかけは?正直にいうと、勉強があまり好きではなかったからですね(笑)僕は就職氷河期の世代なので、仕事を選ぶというよりも、とにかく何か手に職をつけなければと思ったんです。医療系だったらきっと安定しているだろうなぁと思って歯科技工士になりました。
書籍が目を育ててくれた
− インプラント専門技工士の資格を取得するキッカケは?もっとうまくならなきゃ駄目だという想いは常に持っていたので日頃から技工雑誌を眺めていたんですよね。技術的な内容を読むというより、ひたすら上手い人の写真を眺めていました。すると徐々に目が肥えていき「格好いい技工物」というものが感覚的に分かるようになったいきました。有名な歯科技工専門誌って優れた技工物が載るんですよね。良い技工物を見続けていたら、それが後々、自分の役に立ったという感じです。
時間が経つにつれて次第に自分にどんどん情報がインプットされていき、例えば技工物の破折の原因を知りたいときに過去に読んだ雑誌を逆引き辞典のように使えるようになっていきました。記憶力には少し自信があったので、何年の何月号にアレが載っていた!と思い出せるんです(笑)過去20年くらいの技工雑誌を自宅にストックしていたので、その記事を見ると解決方法や方法論などが書いてあって、ふむふむ、こうすればよいのかという具合に少しずつスキルアップすることができました。
でも実は30歳の時に、仕事が激務過ぎて体調を壊してしまい働けなくなってしまいました。そこで初めて自分の人生とゆっくり向き合う時間ができたんです。すると、そういえば自分はまだ実践していないテクニックが沢山あるなぁと、歯科技工士の仕事に未練を感じたんです。そこでもっと高いレベルのスキルを身につけようと思い、34歳の時にマスターセラミストスクールに入りました。
− 入学してみてどうでしたか?
今でも鮮明に覚えているんですが、予想外にも、入学してすぐに先生に褒められたんですよ(笑)成績も上位だったので自分でも意外でした(笑)案外、独学で学んできたことが間違っていなかったんだなと自信がつきました。セラミストスクールを卒業後に院内ラボの技工士として就職し、今度は自費技工の仕事を中心に取り組み始めました。
そのラボには教えてくれる先輩がいなかったので、以前のように雑誌のバックナンバーを先生役にしながら仕事をしました。ですので、当時は歯科技工雑誌のバックナンバーや書籍などを買い集めて雑誌に埋もれてましたね(笑)きっと今では自宅に1,000冊くらいあるんじゃないでしょうか。
きっかけはSNSに載せた症例
− スマイルクリエイションを設立したきっかけは?院内ラボで6年くらい働いている間にインプラント学会に入って、インプラント専門技工士の資格を取ったんです。忙しい生活の合間の時間とお金をやりくりしながらなんとか休みを確保して学会に参加しました。旅費もホテルももちろん自腹でしたが、自分のスキルアップにつながる投資は惜しまない性格なので躊躇はなかったですね。
すると徐々にインプラントの難しい症例の仕事が増えていき、フルマウスの症例依頼もかなり増えていきました。自分も、もっとスキルアップしたいと思うようになり、そのためには勉強会にも出たいし、高額なデジタル設備も導入したいし、もっと歯科技工で稼がなければいけないと思うようになりました。そこである時、一念発起して自分の技工所を開業するために独立することにしたんです。
まず最初にしたことはTwitterやInstagramに自分の症例を載せ始めたことでした。当時はSNSをやっている歯科技工士が少なかったんですよね。すると、SNSを見てくれた若い先生たちが、僕との仕事に興味がありますと声をかけてくれたんです。
その中の一人の勤務医の先生が、たまたま自分の歯科医院で院内ラボ立ち上げる計画があったそうで、そこの理事長が僕に会ってみたいという話になって、とんとん拍子に協業の話が進んで、今のこのスマイルクリエイションができたんです。
このラボのスタートの際に理事長に歯科技工業界が抱える課題についてお話をさせて頂きました。技工所が利益を出す難しさやCAD/CAMなどデジタル技工の将来についてです。今思えば、そういった話題に耳を傾けてくださって、歯科技工士が置かれている現状を理解してくださる理事長との出会いは、僕は本当に運に恵まれていたと思います。
デジタル技術と職人技術の融合が重要
− 現在の技工業界に対して、どう思われていますか?今は言うまでもなくデジタルを上手く活用して技工物を作ることが必要不可欠な時代になっていると思っています。今後、口腔内スキャナーを使う歯科医院がどんどん広がっていき、高い品質の技工物を作るためにはそのデジタルデータをどのように加工しなければならないのか、歯科技工士はデジタルに関する様々なノウハウを蓄積していかなければなりません。
そういうデジタル時代の変化の中で、一点物の美術品ほどとは言いませんが見た目の審美性や美しさを実現するところが歯科技工士の腕の見せどころなんですよね。本質的には、デジタルの時代だろうとアナログの時代だろうと、先生側も良い技工物を作るために精巧な印象を採ってくださり、自分も歯科技工士として、先生の要望に応えていくことが、歯科技工士という仕事の醍醐味なんですよね。
ですので歯科技工業界としては今後、デジタルを上手く活用して高品質な技工物を作れること。理論や臨床経験に裏打ちされた技術力を身につけること、という2つの切り口から技術研鑽することが重要だと思います。デジタル技術をうまく利用しながら、そこに精巧な職人技術を加えることによって、より多くの先生たちに喜んでもらえる技工物が作れるのだと思います。
複模型で作業する意味
− 吉沢さんのセールスポイントは?自分のセールスポイントの話をするとなんか気恥ずかしいですが(笑)僕は、必ず模型を2つ作って、つまり複模型を使って作業をするということですね。口腔内は歯肉があったりするので、作業に邪魔な部分を削ぎ落とした模型と、口腔内の状況をそのまま残した模型の2つを使って徹底的に精度を追求しています。すごく大変な作業ですが、確実に高品質な技工物を先生に提供するには自分は模型を2つ作ることは必須だと思っています。
模型を2つ作ることは、実は先生にも僕にもお互いに大きなメリットがあって、僕の方は「先生が取った型に合わせていますよ」ということを確認して頂けますし、先生としてはあいつはきちんと模型に合ったものを作ってきてくれていると安心してもらえるんです。そのおかげで全ての先生から、他のラボと比べて明らかに調整が少なくて済むと言われます。そりゃ、先生の取った模型に完璧に合わせていますので、先生の模型に狂いがなければ、とても良い技工物がお届けできるんです。
こういう技工物の製作プロセスをご存知の先生は、もしチェアサイドで調整が発生した場合すると先生の方でもっとどうべきだったのか、自分に何か問題があったか、ということを考えてくださるのでありがたいですよね。先生の方で試行錯誤して新たに印象を取り直してもう一度作ると、たしかに全然違うクオリティになると感じていただけるんです。残念ながら寒天アルジネートではそこまでできないので、自費の技工物だからこそ出来ていることではあるのですが。
一歩先の手間をかける
− 吉沢さんにとって技工ってどのような存在ですか?就職氷河期の高校3年生の時の当時の僕に「歯科技工って案外悪くない仕事だぞ」って言いたいですね(笑)コツコツと頑張った地道な努力が実を結ぶ仕事だと思います。自分は少し運に恵まれている気がしますが、今後も慢心することなく常に成長し続けたいと思っています。
先生たちが僕と仕事してくれる理由を考えてみると、きっと先生のニーズに対して誠意をもって応えているからなんだと思っています。決して手を抜かずに、もう一歩かゆいところに手が届くということを心掛けているので。だから取引先の先生たちは喜んでくださるんです。どの業界でも、相手が気づかないもう一歩先のところまで手間をかけると、仕事ってくるんだと思いますね。
スマイルクリエイションは、東京都立川市に拠点を持つ歯科技工所。日本随一のセラミックを作成する技術を持つ代表吉沢氏が立ち上げ、多くの先生方からセラミックの適合精度に定評があり、人気を集めている。今後、大注目のセラミストである。
スマイルクリエイションの基本情報
スマイルクリエイション|東京都立川市
〒190-0021
<沿革>
〒190-0021
東京都立川市羽衣町1-6-10 小川ビル2F
<沿革>
2022年 スマイルクリエイション 開業
スマイルクリエイションへのアクセス
スマイルクリエイションの
取扱技工物
スマイルクリエイションの症例写真
インプラントの症例
- 補綴範囲:オールオン4 上顎6-6番
- 補綴物:インプラント
- 担当技工士:吉沢 夏樹
- 歯科医師:非公開
- 使用材料:・ストローマン社 SRAアバットメント(アバットメント) ・ストローマン社 SAKURA(ジルコニア) ・ヴィンテージZR(陶材) ・ヴィンテージアートユニバーサル(ステイン)
クラウンブリッジの症例
- 補綴範囲:左上1-2
- 補綴物:クラウンブリッジ
- 担当技工士:吉沢 夏樹
- 歯科医師:非公開
- 使用材料:・松風社 スープラ(ジルコニア) ・クラレノリタケ社 CZR(陶材) ・クラレノリタケ社 インターナルステイン(ステイン) ・松風社 ヴィンテージアートユニバーサル(ステイン)
求人項目 | 概要 |
---|---|
募集職種 | 求人情報がありません。 |
給与/賞与 | 求人情報がありません。 |
勤務時間 | 求人情報がありません。 |
勤務地 | 求人情報がありません。 |
休日 | 求人情報がありません。 |
福利厚生 | 求人情報がありません。 |
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