― 徹底的にユーザーに寄り添うスタンスだと感じました。
ただし、誰でもOh my teethで歯並びをなおせるというわけではありません。「短期間で歯並びをなおす」というコンセプトのもと、独自のメディカルポリシーに基づいて適応症例を限定しています。
▷Oh my teethのメディカルポリシー
スキャンデータ、レントゲンやCT、口腔内の状況をもとに複数のドクターの診断し、Oh my teethの適合条件に当てはまらなかった場合は、残念ながら不適合としてお断りしています。
男性客が大半を占める結果に驚く
― ちなみに男性、女性どちらの割合が多いですか?男性ですね。Oh my teethのユーザーは30歳前後の方が多く、約7割が男性です。歯科矯正のユーザーさんは普通、7~8割は女性だと聞きました。さらに矯正歯科を一度は受診した経験のある方が多いそうです。
一方、Oh my teethのユーザーは、そのグループとはかぶっていません。少し自分の歯並びを気にしているけれども「忙しくて通えないし、100万円を払うほどではないなぁ」と感じている、矯正歯科の受診歴がない男性です。これは、自分でも意外でしたね。
― 男性の方が多いのは意外ですね。
そうですね。私はOh my teethのプロダクトをApple社の製品のような「ワクワク感」あるものにしたいと思っています。ユーザーから選ばれるブランドになっていきたいですね。
最後にユーザーに口にしてほしい言葉がサービス名の由来
― Oh my teethという名前の由来を教えていただけますか?変わったサービス名だと思うのですが。マウスピース矯正が終わった時に、ユーザーが鏡を見て言ってほしい言葉をサービス名にしました。「Oh!(こんなに自分の歯並びがきれいになっている)」と驚いているイメージです。ブランドアイコンの「!(ビックリマーク)」は、その驚きを表しています。単に歯並びを変えるだけでなく、歯科矯正体験を通じてユーザーを驚かせたいという想いがもとになっています。― 今後の展望について教えてくださいまずは主要都市にサービスエリアを拡大していきます。現在、Oh my teethのサービスを提供しているクリニックは、東京・表参道と大阪・南堀江の2医院のみです。「定期的な通院はないから」とか「出張のついでに」と近隣の県から来店する方も多い一方、「遠くて行けない」という声も全国から届いています。
今後は矯正歯科医院とのネットワークも拡大し、矯正歯科全体の市場を盛り上げていきたいと思っています。
― ありがとうございました。